2017年9月21日から9月24日まで開催されている東京ゲームショウでは体感型のVRアトラクションが多く展示されています。9・10ホールに設置されたVR/ARコーナーで、巨大な円がぐるぐると回り、目立つブースが韓国企業「SANGWHA」ブース(ブース番号10-W36)の『GYRO VR』です。
GYRO VRは映像に合わせて回転
『GYRO VR』はジェットコースターの椅子を巨大な円に装着したような見た目のデバイスです。VRヘッドマウントディスプレイGearVRを装着して体験します。VRのシーンに合わせて360度回転します。
椅子に座ると、逆さまになっても落ちないよう肩には安全バーが下ろされ、ベルトを胸とウエスト、両足首に締めて固定します。
ヘッドセットもはずれないように通常のGearVRのベルトとは違い、がっちりと装着できるようになっており、顎紐もついています。
体験内容は、戦闘機に乗り、はるか上空に浮かぶ巨大空母を破壊する、というもの。
崖から飛び立ち、狭い崖の隙間を縫い、仲間と一緒に上空を目指します。敵機の攻撃をきりもみ回転をしながら避け、空母の中へ侵入、心臓部を破壊。空母が爆破する前に狭い通路を抜けて外へでます。目の前で巨大空母が爆発していく様が見ながら、背中から地面に向かって落下していきます。
映像は、360度CGで制作されたもの。体験者が攻撃することなどインタラクティブな要素はありません。
映像のみで激しく回転するような映像をVRヘッドマウントディスプレイで見ると、酔いが気になりますが、『GYRO VR』は頭が地面を向くときは実際に自分の頭が下を向き、左右に振り回されるときも同様に体が左右に振られているため、酔いやすい筆者でも特に酔いは感じませんでした。
体験しているときの気分は映画「スターウォーズ」でXウィングに載せられたR2-D2といったところ。とにかく振り回されるので必至にしがみついていました。
気になる点は、肩の安全バーで頭を動かしにくく、正面を見ることしかできない点です。もう少し、左右や後ろを見回せるとさらに別の世界にいる感覚が得やすいのではないでしょうか。
また、今回は見るだけの受け身な体験でしたが、自分が動かしたい方向に操縦することができれば、さらに没入感を得られるかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=jLEGbLTaAeM
『GYRO VR』は、東京ゲームショウにて9月24日までブース番号10-W36のSANGWHAブースにて毎日朝10:00から整理券が配られます。
ブース概要
ブース名称 |
SANGWHA |
ブース番号 |
10-W36 |
体験方法 |
ブースにて朝10時から整理券配布 |