銃で全て解決 アメリカの銃社会を風刺したVRゲームが登場

銃社会

オーストラリアに拠点を置くゲーム会社「Samurai Punk」は現在、アメリカの銃社会を風刺したゲーム『The American Dream』を開発しています。リリースは2017年の予定です。

『The American Dream』とは

Samurai Punkの共同設立者であるニコラス氏は、2014年に初めてアメリカを訪れた時、アメリカに存在している銃があまりに多過ぎることに驚いたと言います。

「彼らはそんなにたくさんの銃を使って一体何をしているのだろう?料理にも銃が必要なのか?」

1950年代を舞台にしたVRゲーム『The American Dream』では、食事にも、ドライブにも、仕事をするのにも銃が使われる世界が描かれています。不必要なまでに銃を必要とする生活は、ある種アメリカの銃社会に対する風刺と言えるでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=P5g3KoMS0VM

シアトルで開催されるイベント「PAX West 2016」に向けて公開されたトレーラー映像。

デモを体験したライターのレポート

以下では、アメリカのVRメディア「UploadVR」のライターによる、『The American Dream』の体験レポートの要点をまとめます。

カーニバルのような導入場面が終わると、場面はテディベア人形やブロックのおもちゃなどがある子供部屋へ。呼び鈴代わりに数発の発砲。銃声に続いて1950年代風の家政婦(段ボール製)が入ってきます。彼女は拳銃を上手く使ってシリアルを運び、赤ちゃんとなるプレイヤーに朝食を与えてくれます。ご飯の後は勉強の時間ですが、数学の問題は選択式となっており、ここでも当然のように、銃射撃で解答を選んで勉強を進めることになるのです。

他のステージでは、ドライブスルーで買ったドーナツの輪部分に拳銃を差し込むことで器用に食べたり、銃でベーグルに穴をあける仕事をこなしたりする体験も。

本作品は赤ちゃんの生活から始まり、若者、そして大人の生活へと至る時間の流れがあり、人生においてありとあらゆることに銃を使う、という体験ができるようにデザインされています。

「この風刺的な作品が持つメッセージを、誤解したり拒絶したりする人もいるだろう。大事なのは、この作品は単なる批判を超えたものだとみなしたり、神聖視し過ぎたりしてはいけないということです」UploadVRのライターは、このコンテンツ体験を通して最後にこのように述べました。

またニコラス氏は「我々は尊大な主張をしたいわけではありません。我々はただ、アメリカには銃が沢山あって、それは少し考えるべき問題だと思っているだけなのです」ともコメントしています。

『The American Dream』のデモはOculus Rift及びOculus Touch向けに制作されていますが、将来的にどのプラットフォームに対応するかは明らかにされていません。リリースは2017年、コンテンツの総体験時間は2、3時間となる予定です。

(参考)
Hands-On: ‘The American Dream’ is a Controversial Satire About Gun Culture – UploadVR
http://uploadvr.com/hands-american-dream-satire/

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この記事を書いた人

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    工学専攻の大学生。好きな科目は国語。趣味は歌などの創作でボーカロイドも使います。SAOのような物語が引き起こす、自他の文脈や人と世界の関係の集積へダイブすることを切望して止みません。将来もVRの傍に立っていたいと思います。

    Twitter:@yunoLv3

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