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業界動向 2018.08.01

PSVR開発のキーマン、SIEのR&D部門からグーグルへ移籍

グーグルはソニー・インタラクティブエンタテインメントから、PlayStation Magic Lab所長で様々なデバイスのR&Dに携わって来たRichard Marks(リチャード・マークス)氏を引き抜きました。マークス氏は、グーグルの先進技術プロジェクト(Advanced Technology and Projects、ATAP)グループに加わる予定です。

ATAPは歓迎の意

グーグルはこの報道を認め、ATAPの次のような声明を公表しました。「ATAPは科学とアプリケーションが交差する場所にあります。“もしこうだったら”という希望と、現実とのギャップを埋めることが我々の目標です。リチャードが我々のチームに参加することを心から嬉しく思い、彼の貢献を楽しみにしています」

ソニーVR事業の顔

マークス氏はソニーにて19年間勤務。VR技術の開発に従事し、ソニーのVR事業の顔と言うべき存在でした。またPlayStation製品のコンピュータービジョン技術にも携わっています。
同氏が所長を務めたPlayStation Magic Labは、次世代のハードウェア、ソフトウェアを含むゲーム技術専門のラボです。PlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)のプロトタイプ開発「Project Morpheus」などを手掛けてきました。

マークス氏がATAPで具体的にどのような業務に従事するのかは、現時点では不明です。グーグルはVR/AR事業、ゲーム関連のビジネスにも注力を強めており、同氏の経験が活きることは間違いないと考えられます。

(参考)TechCrunch


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