グーグルは、ゲーム開発にグーグルマップの地図データを使用できる機能を「Google Map APIs」に追加しました。『ポケモンGO』のような位置情報ゲームなど現実をベースとしたゲームの開発が容易となることが期待されます。
Unityと統合し簡単に使えるように
この機能はゲームエンジン「Unity」と統合され、ゲーム開発者はグーグルマップの地図データをUnity上に取り込み、自身のゲーム開発に活用することができます。このAPIから得られるデータは建物、道路、観光名所、カフェ、公園など数百万の3Dオブジェクトや、ニューヨークから東京までの1億以上の位置情報に及んでいます。
また地図データを取り込むだけでなく、そのデータに変更を加えることもできる機能も搭載。開発しているゲームの雰囲気に合わせて自由に変更できます。動画では実際の都市を中世風・ファンタジー風・近未来風に変更するシーンが紹介されており、自身でアセット(素材となるデータ)を集めて組み合わせるのに比べ、ゲーム開発が大幅に簡略化されることが予想されます。
https://www.youtube.com/watch?v=7Bbd5dbuPBc
パートナー企業による導入事例3種
同社はパートナー企業による導入事例も同時に公開しています。3社の事例はいずれも『ポケモンGO』のように現実世界に3Dオブジェクトを設置して遊ぶことができる位置情報ゲームです。
導入事例
The Walking Dead: Our World : 現実世界に現れたゾンビと戦うゲーム
Ghostbusters World : ゴーストを捕獲するゲーム
Jurassic World Alive : 『ジュラシック・ワールド』の恐竜が現実世界に現れるゲーム
新機能はGDC2018で紹介
この新機能は、2018年3月にサンフランシスコで開催されるGame Developer Conference(GDC) 2018で紹介される予定です。
このAPIの利用に関しての問い合わせは、公式サイトで行われています。