Google VR/ARチームの求人一覧より、「プロトタイプから量産まで複数のハードウェアプロジェクトを同時に推進できる」エンジニアリングプロジェクトスペシャリストなど、ハードウェア開発チームの強化が示唆されています。
2016年は多くのハードウェアを発表
2016年、Googleはスマートフォン向けVRプラットフォームDaydreamを発表し、VRヘッドセットDaydream Viewを発売しました。
さらにDaydream対応でもある自社ブランドのスマートフォンPixel、Google Assistantを搭載したハードウェアベースステーションであるGoogle Home、メッシュネットワークルーターであるGoogle WiFiも順次リリースされました。
これらの製品はすべてGoogleが設計しブランド化したものであり、以前は主にソフトウェアに重点を置いてきた同社に大きな転換をもたらしました。
ハードウェア開発に注力か
同社のVR/ARチームのための新しい求人一覧は過去30日間で、「プロトタイプから量産まで複数のハードウェアプロジェクトを同時に推進できる」エンジニアリングプロジェク・トスペシャリスト、 「海外の大量生産をサポートする経験のある」消費者向けハードウェアプラットフォームのためのハードウェア・エンジニアなど、ハードウェア開発を増員していることがうかがえます。
他にも3つの求人が、光学分野の専門家を含みハードウェアに重点を置いていることを示唆しています。
昨年Daydreamの発表の時期には、Googleは過去12ヶ月間に15人の常勤職をリストアップしたVR/AR分野の採用を行っていました。
果たしてGoogleも単体で動作するVRヘッドセットを開発中なのか、それとも全く違った新しいコンセプトのデバイスなのか。今後の動向に注目です。
(参考)
Road to VR / Google VR/AR Team Seeks New Hire to “drive multiple hardware projects simultaneously from prototype to mass production”(英語)
http://www.roadtovr.com/google-seeks-new-hires-to-work-on-consumer-arvr-hardware/
※Mogura VR は、Road to VRとパートナーシップを結んでいます。