グーグル、HTCのスマホ開発部門の一部を11億ドルで買収

グーグルがHTCのスマートフォン開発部門の一部を買収すると発表しました。今回グーグルが買収するのは、同社とHTCが共同開発したスマートフォンPixelの開発チームで、価格は11億ドル(約1,200億円)になります。この部門はグーグルのスマートフォン『Pixel』などを開発しています。

グーグル、HTCの『Pixel』開発部門を買収

グーグルによると、今回の買収によって『Pixel』の開発に携わる約2,000人のHTCの研究・開発人員がグーグルに移籍するとのこと。また、グーグルはHTCの知的財産権に対して非独占的なライセンス供与を得ることになり、買収手続は2018年前半までかかる見通しです。

HTCはグーグルが提供するOS「Android」対応スマートフォンを開発した最初のメーカーです。グーグルとHTCはこれまでにも複数回にわたって共同開発の製品をリリースしています。2016年にはGoogle Pixel、Pixel XLスマートフォンを開発しています。

VR/AR開発の促進につながるか

Pixelはグーグルのスマートフォン向けVRプラットフォームであるDaydreamに対応した初のスマートフォンです。

また、今年5月に開催されたGoogle I/Oでは、グーグルはHTCと共同開発したスタンドアロン型ヘッドセットを発表しており、先日『Vive Focus』という名称が公開されました。これはグーグルが開発したインサイド・アウトの位置トラッキング技術であるWorldSenseを搭載したデバイスで、Daydreamコンテンツをデバイス単体でプレイできます。

VRに関して、グーグルはスマートフォンを使ったVRプラットフォームDaydreamを展開しているるほか、HTC ViveやOculus Riftなどで動作する様々なアプリを開発しています。『Google Earth』や『Tilt Brush』、『Blocks』などが挙げられます。同社はVRゲームのヒット作『Job Simulator』を開発したOwlchemy Labsを買収するなど、VRハードウェア、ソフトウェア両方の開発に積極的な姿勢を見せています。また、ブラウザでVRコンテンツを体験できるAPI WebVRの取組にも参加し、ChromeがWebVRに対応し始めています。

ARに関しては、グーグルは独自のARプラットフォームARCoreを発表し、モバイルAR開発にも注力しています。今回HTCのPixel開発チームを買収したことで、競合であるアップルのiPhoneに対抗するスマートフォンの開発に注力することが予想されるほか、自社製のハードウェアとソフトウェアを組み合わせたVR/ARへのさらなる展開も期待されます。

(参考)
VRScout / Google Buying HTC’s Pixel Team for $1.1 Billion(英語)
https://vrscout.com/news/google-acquires-htc-smartphone-1-billion/

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※2017年9月21日19:00 内容・タイトルに一部誤解を招く表現となっていたため、修正しています。

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