28日、Googleは開発者会議Google I/O 2015にて、昨年発表したVRデバイス「Google Cardboard」の改良版「Google Cardboard V2」(以下、V2)を発表した。
Google Cardboardはスマートフォンを差し込んで使う、ダンボール製の手軽なVRデバイスです。ちょうど一年前のGoogle I/O 2014で発表されました。Googleは設計図を公開しており、ユーザーは自作することも、メーカーが設計図を参考に制作・販売している完成品を購入することもできます。Google Play Storeからアプリをダウンロードすることで、様々なVR体験が可能です。Googleが用意した基本アプリ「Cardboard」は、全世界で100万ダウンロードを突破しています。
V2とこれまでのCardboardの違いは主に以下の3点です。
1.対応サイズが6インチに
スマートフォンのサイズ拡大に伴い、6インチのスマートフォンに対応したサイズになりました。
2.どんなスマートフォンでも対応する操作ボタン
従来のCardboardにも操作用の磁石を使いましたが、特定のスマートフォンでのみ使用できるとなっていました。V2ではあらゆるスマートフォンで操作可能です。
3.組み立ての手順が大幅に簡素化
従来は12の手順が存在していましたが、なんと3つの手順で完成するとのこと。組み立てるのも手軽になりました。
Google Cardboard v2の設計図はこちらからダウンロード可能になる予定です。(5月29時点では未公開)
Googleは他にも、VRで楽しめる360度映像を撮影するための新たなプログラム「Jump」を発表しています。
【速報】Google、360度撮影へ。16台のカメラをつないで360度撮影をする「Jump」を発表
(参考)
Google Cardboard公式(英語)
https://www.google.com/get/cardboard/