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活用事例 2018.03.23

グーグル、「たまごっち」などARアプリをGDCで複数発表

グーグルは2018年2月に、スマートフォン向けAR(拡張現実)開発プラットフォーム「ARCore 1.0」を発表しています。多くのAndroid搭載スマートフォンに対応し、開発者向け機能も強化され、より手軽にARアプリを作成できるようになります。

グーグルは2018年3月、世界最大のゲーム開発者向けカンファレンスであるゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス 2018(GDC2018)にて、配信予定となっているARアプリのうち、数点のアプリを発表しました。それぞれゲームやショッピング、クリエイティブなど、種類は多岐にわたっており、ARの持つ将来性に期待が高まる内容となっています。

これらのARアプリはGoogle Play上で配信される予定で、総数は60点以上としています。

ピックアップARアプリ

『My Tamagotchi Forever』

1996年に発売され、社会現象を引き起こした「たまごっち」。たくさんの大人たちの思い出になった自分だけのデジタルペットです。バンダイナムコエンターテインメントはARアプリ『My Tamagotchi Forever』をリリースしました。舞台となる町「Tamatown」を作りあげながら、現実世界に3Dキャラクターを映し出して遊ぶことができます。ご飯をあげたりお風呂に入れたりして「たまごっち」を育てるゲームです。日本での配信予定は未定です。

Google Play Store『My Tamagotchi Forever』(対応言語:英語)

『TendAR』

ロサンゼルスを拠点とするスタジオTender Clawsが製作する『TendAR』は、ユーザーの表情に反応し、他人の感情を「食べる」ことで生きるバーチャルな魚が特徴のARゲーム。ARCoreとGoogle Cloud APIを利用して制作されており、2018年7月配信予定です。

『Walking Dead Our World』

日本でも話題の米テレビドラマ『ウォーキング・デッド』が、ARモバイルゲームになって登場。『ポケモンGO』と同じように、位置情報をベースとしたARアプリです。『Walking Dead Our World』のミッションは現実世界に映し出された「ウォーカー」とよばれるゾンビたちと戦って街を守ること。製作にはGoogle Maps APIとARCoreが使用されています。2018年第2四半期(7月-9月)にグローバル展開が予定され、現在公式サイトで事前登録を受け付けています。

『Pottery Barn 360° Room View』

ニューヨーク発祥のインテリアブランドPottery BarnのARアプリ「Pottery Barn 360° Room View」は、自分の部屋に購入前の家具をARで映し出します。Pottery Barnの家具の色や生地を変更することも可能で、所有している家具と合うかどうかを見て確認します。購入はアプリから直接行うことができます。

eBay

世界規模のECプラットフォームを運営するeBay(イーベイ)のアプリは、売り手が直面している課題を解決するために使用できます。本アプリのAR機能「Which Box」では、商品を発送するために必要な配送ボックスを視覚化して、適切なサイズを知ることができます。

Google Play Store 『eBay』(日本語未対応)

Just A Line

グーグルクリエイティブラボが配信する新しいARアプリ「Just A Line」。本アプリではARで空間上にシンプルな絵を描き、ショートビデオで作品を共有することができます。グーグルは開発者たちが独自のARCoreプロジェクトに取り組みやすくするため、本アプリのコアコードをオープンソース化しています。「Just A Line」はARCoreをサポートしているスマートフォンで体験可能です。

動画では『Just A Line』を使って、アーティストのShantel Martin氏が製作した作品を紹介しています。

Google Play Store 『Just a Line』

(参考)VRScoutGoogleeBay
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