インディージョーンズのような世界でVR宝探し『Gold Rush VR』

VRアトラクション制作会社ハシラスとソニー・ミュージックグループが、共同で制作した『Gold Rush VR』は、宝探しをするロケーション型VRです。

米国オースティンで行われたSXSW2017のSony The WOW Factory内に展開されており、体験する事ができました。

約7m×7mほどのブースにはリュック型PCと『HTCVive』が並べてあり、ブース中央奥の目立つ場所に大きなトラム(トロッコ)が置いてあり、通りかかる人の注目を集めていました。
開催期間中は常に行列を作っており、体験者からは叫び声もたびたび聞こえ、『Gold Rush VR』は大盛況だったようです。

『Gold Rush VR』とは

『Gold Rush VR』は掃除機を背中に背負い、吸引器を両手に持ち、宝箱などを壊しながらお宝を集めるロケーション型VRです。

このVRコンテンツの特徴はいくつかあるが、そのうちの1つは、同じ空間に最大4名まで一緒に入ることができ、協力して宝探しを行う点です。まだまだ1人で楽しむVRコンテンツが多い中、『Gold Rush VR』はVR空間上に複数人で入り、協力してミッションをクリアしていくコンテンツ。

自分以外の体験者もおなじVRコンテンツ内に表示されており、動きも体験者とシンクロしていました。もう1つの大きな特徴は、宝探しをするステージが3つ用意されており、ステージ間を移動するさいにトラム(トロッコ)に乗って移動します。このトラムは車輪が回る大がかりな像作物が用意されており、VRコンテンツ内の動きに連動して振動や風が起こる仕組みです。

宝探しは背中に背負った掃除機を使い行います。この掃除機の吸入口を両手に持ち、石などを吸いよせ、宝箱などにぶつけるとお宝が現れるので、さらにそれを吸引していくとポイントを手に入れることができます。

全部で3ステージあり、宝探し終了後、ポイント数によってランク分けされるという内容です。

体験してみました

リュック型のPCを背負うところから体験がはじまります。リュックを背負い、ゴーグルを被ります。4人全員がゴーグルを被った所で1度ポジショントラッキングのキャリブレーションがありました。

早速宝探しが始まります。始めのステージは遺跡の外から始まります。

落ちているヤシの実や石などを掃除機で吸引し、それを投げて宝箱などにぶつけることで財宝が出現します。これらを掃除機でさらに吸っていくという事を、4人で行います。
HTCViveを使っているため、移動できる範囲は5m×5mということになり、その中に4人はいりそれぞれが好きなように移動し、コントローラーを振り回していたが、4人それぞれのポジショントラッキングが正確なようで、ぶつかるようなことはありませんでした。

しばらくするとトラムへ移動することを促されます。トラムは3段ほど段差があり、さらに四方に手すりがあるのだが、こちらも正確にポジショントラッキングされていたため、移動や手すりの場所などに戸惑うことなく、狭い空間でしたが全員戸惑うことなく乗り込むことが出来ました。

全員がトラムへ乗り込むといよいよ移動が始まります。
動き出すと前方から風が、下からは振動が伝わってきます。VRコンテンツ内では細いレールの上をトラムが右へ左へと曲がりながら爆走します。かなりスピードが出ている上に、遺跡内はとても狭いため、体感速度は相当なもので怖いくらいで、私も含めた4人とも声を上げました。

財宝の見つけ方は様々で、石などをぶつけて宝箱を壊して手に入れるのが最もポピュラーな方法でしたが、ステージに設置されたゴムパチンコのような装置で壊したり、的のようなものが倒れてきてそこに石などをぶつけると財宝が手に入ったりと、様々な仕掛けが用意されていました。
恐らく筆者が体験した内容はほんの一部で、他にも様々な仕掛けがあったと思いますが、全てを見つけることは出来ませんでした。

時間がきてコンテンツが終了すると、ポイント数とランキングが表示され体験は終了します。

体験としては5分〜7分程度でしたが、宝探しというミッションを課せられるため、かなり没入しました。宝探し自体がとても楽しいためあっという間に終わってしまいますが、体験の長さは10分以上に感じられる程でした。

造作を伴うVRコンテンツを海外に持ってくるのは大変だと推測するが、このコンテンツも例に漏れず大変そうだった。実際、筆者は会場が開いたと同時に入り、『Gold Rush VR』を1番に体験しようとしていたのですが、開場してもしばらくは調整対応に追われていました。

他の体験者のリアクションもとても大きく、The WOW Factoryの中でも好評な展示の一つでした。
日本国内で常設されても良いと思えるVRコンテンツの1つでした。

SXSWについて

毎年3月にアメリカ合衆国テキサス州オースティンで行なわれる、音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント。1987年に音楽祭として始まり、毎年規模を拡大しています。

近年では日本企業からトレードショーへの出展や、アワードへのエントリーも増えてきており、SXSW Interactive Innovation Awardsでは昨年WHITE社がMilbox TouchにてFinalistに選出、今年は東大 ロボット義足開発チーム「BionicM」が日本からのエントリーとしては初の受賞に至っています。

(参考)
The WOW Factoryについて
http://www.sony.co.jp/brand/stories/ja/project/sxsw/

株式会社ハシラスについて
https://hashilus.com/

SXSWについて
https://www.sxsw.com/

 

この記事を書いた人

  • フリーランス VRプランナー/ディレクター、デジタルクリエイティブプランナー/ディレクター。主に広告。八王子市出身、アパレル畑出身、SE上がり。広告制作プロダクションでデジタルクリエイティブの仕事をしていたのですが、VRが楽しくて、VRの仕事を積極的にしていたらフリーランサーになってました。VRの楽しさをみなさんにも伝えたいです。

    Twitter:@snb04

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