VRの触覚を感じられるグローブ型コントローラー「Glove One」がKickstarterで募集中

VRで使用するコントローラーは様々なアイデアが登場しています。
例えば、赤外線センサーのLeap Motionや、現在開発中のスティック型コントローラーSTEM System、歩行型のコントローラーVirtux OmniVirtualizerなど様々な入力機器が登場しています。

今回紹介するのは、スペインに拠点を構えるNeuroDigital Technologies社が開発中のグローブ型のコントローラーGlove Oneです。現在15万ドル(約2300万円)を目指し、Kickstarterでキャンペーン中です。

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このGlove One20のフィードバック装置が埋め込まれており、振動によって触れているものの触感を感じることができる点が最大の特徴です。手の動きを正確に認識するだけでなく、実際には存在しないがVR内にあるものに触れて感じることができることで、VRの体験に、視覚や聴覚に加えて触覚が加わり、さらに没入感・実在感が増すことになります。手の位置情報を取得することはできないため、Leap MotionやKinectなどと組み合わせて使用することになります。

Gloveone Kickstarter Spot from NeuroDigital Technologies on Vimeo.

cb3522befafeb94609db82f6b892fa20_originalGlove Oneの製品仕様。9つのセンサー。4時間の駆動。USB接続とBluetooth接続が可能、20のハプティクス(触覚)ポイントなど

これまでもControl VRDexmoなど、Oculus Riftなどのヘッドマウントディスプレイと一緒に使うグローブ型のコントローラーは既に2014年から登場していました。しかし、開発状況は、Control VRはKickstarterで成功したものの既に発送時期を過ぎてもプロトタイプの開発中、Dexmoに至ってはKickstarterがキャンセルという状況となっています。また、同様に触覚フィードバックを感じられるグローブとしては、米Virtux社が開発している「Hands Omni」があります。

Glove Oneは、脳神経学の博士号を持つ技術者ら15名から成るチームで開発中。開発者版の出荷目標を2016年2月と定めています。199ドルで片手分のGlove Oneが、395ドル(50名限定で350ドル)で両手分のGlove Oneが送られてきます。
Kickstarterの期間は7月10日までとなっており、プロジェクトの成功と開発の行方に注目したいところです。


(参考)

Gloveone: Feel Virtual Reality - Kickstarter(英語)

https://www.kickstarter.com/projects/gloveone/gloveone-feel-virtual-reality

この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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