3月29日、OculusはモバイルVRヘッドマウントディスプレイのコントローラー付きの新型Gear VRの価格と発売日の発表と同時に、Gear VRのソフトウェアのアップデートを明らかにしました。
ホーム画面の利便性向上などさまざまな機能がアップデートされています。
Gear VRでのVR体験の幅が広がったことを紹介する動画
ホーム画面のロード時間高速化と解像度の向上
今回のアップデートでの一番の目玉はホーム画面の表示の高速化です。VRへの導入をより早くするために、ロード時間がこれまでに比べて3分の1になりました。これまでに比べてコンテンツや動画のメニューが3倍早く表示されます。
また、米VRメディアUpload VRによると、ホーム画面の解像度が従来に比べて縦横でそれぞれ1.5倍程度きめ細やかになり、よりくっきりと文字が読めるようになりました。
このアップデートにはOculusのCTOであり天才的なプログラマーとして知られるジョン・カーマック氏が携わったとのこと。
Oculus Riftと共通のアバターシステムの実装
PC向けのOculus Riftではすでに実装されていたアバターシステム「Oculus Avatar」がGear VRにも実装されました。
プレイヤーは自分の好きなアバターを作ることができ、Oculus Roomなど、他のプレイヤーと交流できるソーシャルVRアプリで表示されます。
ネイティブブラウザの実装
Gear VRにはこれまで、初期アプリではウェブブラウザがありませんでした。「Samsung Internet Browser」アプリをインストールすることで利用可能でしたが、今回、ホーム画面にネイティブでブラウザが実装されました。
こちらは通常のウェブブラウザで、Oculusが開発を発表しているVRブラウザ「Carmel」とは異なるものと考えられます。今後、よりVRに最適化されたブラウザへ更新される可能性があります。
新型Gear VRの価格などについてはこちらの記事をご参照ください。
http://www.moguravr.com/new-gear-vr-2/
(参考)
Oculus公式
https://www.oculus.com/blog/mobile-vr-is-better-than-ever/
Upload VR
https://uploadvr.com/new-john-carmack-software-doubles-oculus-home-resolution-gear-vr/