【徹底比較】360度カメラGear 360 新型 VS 旧型

Gear 360Gear 360Gear 360周囲を全て撮影することのできる360度カメラは技術発展が著しく、買い時の難しいカメラです。買い控えていると「あのとき買っていたらあの瞬間を360度で残せたのに…。」という後悔をするかもしれません。今回は2017年6月に1年ぶりに発売された360度カメラGear 360の実機レビューを行い、旧型との比較をしていきます。

外観

2017年の春に発売された360度カメラGear 360は、こけしのような特徴的な形状をしています。2016年に発売されたGear 360は球体でしたが、持ち手がついて外観の印象が大きく変わりました。カメラを三脚や一脚などに設置する際に、球体では手から滑り落ちやすかったのですが、手にフィットするため持ちやすく安全です。

レンズの大きさが新型では小さくなっているため、レンズを通る光量が少なめになります。F値が小さければ小さいほど明るいレンズを意味しますが、レンズのみで比較すると新型F2.2、旧型F2.0と旧型の方が優秀です。一方、動画解像度では、新型が旧型に勝ります。こちらに関しては後の画質編で比較します。

外観として次に大きな違いは、バッテリーパックを交換するための蓋があることです。新型はユーザーがバッテリーを交換できないため、不便に思う人もいるかもしれません。メモリーは両方ともマイクロSDカードを交換可能。新型旧型ともに最大256GBまでのマイクロSDカードに対応しています。

画質比較

撮影後の動画や画像は、RICOH THETAなどとは異なり、360度画像・映像のスタンダード形式であるイクイレクタングル方式でマイクロSDカードに保存されません。そのため、PCソフトを使用して360度動画・静止画として展開する必要があります。スマホへ転送した場合は、転送時にイクイレクタングル方式に変換されます。


PCソフトで展開する前の状態

展開後(イクイレクタングル方式)

新型Gear 360はMac・iPhone対応になりました。Macでも専用ソフトウェアを使用する事ができました。しかしWindows版の方が、文字を入れられたり等、機能が豊富です。


編集ソフトのダウンロードはこちらから(Windows / Mac)


静止画比較

新型Gear 360

新型Gear 360 静止画参考 – Spherical Image – RICOH THETA

旧型Gear 360

旧型Gear 360 静止画参考 – Spherical Image – RICOH THETA

360度カメラ的には、両側のレンズのスティッチング精度が試される直射日光のある撮影で比較します。旧型では、空の境目(下の画像の左右の空の色で比較してみてください)で微妙に色が変わってしまっています。

旧型に比べ、新型では以下の写真のように本体の2つのレンズの距離が近いため、スティッチングがうまくいきやすいのではないでしょうか。解像度的には、旧型が7776×3888、新型は5472×2736となっているため旧型の方が解像度は高いです。しかし、Web上で見るだけの用途であれば、どちらも高解像度と言えます。


左が新型Gear 360、右が旧型Gear 360。

動画比較

今回Mogura VRでは、画質比較動画を作成しました。動画の解像度が増えたことによって、どのように変化したのか、夕暮れ時の河口湖湖畔の映像で比較してみましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=hT8I9x-eB4I

新型Gear 360のビデオ画質は4096×2048(24fps)。旧型画質は、3840×1920(30fps)なため、新型の方が解像度的に見ると画質が向上したはず。しかし上の動画の通り、特に変化がある訳ではないようです。これには、レンズの縮小分等がマイナスの要素として働いたのではないかと感じています。スティッチングに関しては、動画になると両者ともあまり気になりません。

新型の評判の中でTwitterなどで噂されていたのが、動画撮影時に不安定になり落ちてしまう問題。これについて、国内で360度撮影案件で数多くの実績のある渡邊課 渡邊徹氏に質問をさせて頂いたところ、「個体依存な気もしており…。気温と条件次第で動き続けるときは動き続けます。」とのこと。

新旧型を比較してみると、ユーザー体験的にも画質的にも新型を旧型が上回っている箇所がありました。去年の発売時、4万円後半で発売されていましたが、現在は値段が半分近くに下がっているものもあります。動画をメインで撮影するのであれば、新型よりも安定して動作し、バッテリー交換等も行える旧型。スティッチング性能が上がり、手にフィットにして持ちやすく、動画・静止画共に卒なくこなす新型とも言えるかもしれません。

スペックは以下の表にまとめました。

 

新型Gear 360

旧型Gear 360

価格

32,218円(Amazon)※1

19,999円(Amazon)※1

静止画解像度

5472×2736

7776×3888

ビデオ(最高画質)

4096×2048(24fps)

3840×1920(30fps)

バッテリー容量

1,160mAh

1,350mAh(交換可能)

F値

2.2

2.0

重量

約130g

約152g

記録媒体

マイクロSDカード(最大256GBまで)

マイクロSDカード(最大256GBまで)

対応環境

●Android 5.0以降:(Galaxy S8/S8+/S7/S7 Edge/Note5/S6/S6 Edge/S6 Edge+/A5/A7)
●iOS:iPhone 7/7+/6S/6S+/SE
●PC:Windows/Mac

●Android:Galaxy S8/S8+/S7/S7Edge/Note5/S6/S6 Edge/S6 Edge+
●PC:Windows

※1 記事執筆時現在の価格

 
 
 
 
 

関連するキーワード: Gear 360

この記事を書いた人

  • 先端技術好きなデザイナー。VRでは、MVコンセプトアート制作や360度カメラを使用した企画に関わる。多摩美術大中退、CI開発から書籍装丁等の様々なデザイン業務に従事。 THETA LOVERだゾ。

    Twitter:@sayamecci

Mogura VR編集部では、インターン・ライター・編集者を募集しています!
現在、インターンの募集も積極的に行っております。応募はこちら!

応募ページへ

そのほかの業務については、詳しくは募集ページをご覧ください。

募集ページへ