プラネタリウムのコンテンツをVRヘッドセットで体験する活用法

Altair Digital社は、VRヘッドセットを使いプラネタリウム用コンテンツが体験できる「Fulldome Cinema」アプリケーションを発表しました。

プラネタリウムのコンテンツをVRヘッドセットに対応する利点

プラネタリウムはドームスクリーンに星空などのコンテンツを視野を埋めるように投影することで、まるで本当の星空を見ているかのような没入感を与えてきました。それゆえ、プラネタリウムは没入型の体験施設としてVRヘッドセットの先駆者といえます。

ロシアのAltair Digital社はいわゆるフルドーム型プラネタリウム向けに製作されたコンテンツをVR向けに活用することを検討しています。プラネタリウム向けのコンテンツはもともと、ドームスクリーンに投影されることを想定しているため、広角なコンテンツが多く、VRヘッドセットへの適用がしやすいことが挙げられます。また、同社は、携帯型のドーム投影システムを専門に扱っているため、携帯できるVRヘッドセットに対応するのも自然の流れといえます。

同社は現在サムスのGear VR向けに、「Fulldome Chinema」アプリケーションを開発しています。このアプリケーションでは、仮想空間上に200人収容、20mドームスクリーンを持つプラネタリウムを再現していて、その中の席に座った状態でコンテンツを体験できます。また、Gear VRのヘッドトラッキング機能を使うことで、座席からバーチャルドームスクリーンを見回すといった動作も通常のプラネタリウムと同じように体験できるとしています。

今のところ公開されているコンテンツは、サムスンGear VR向けの無料コンテンツとトレイラーのみですが、Oculus RiftとAndroid向けVRプラットフォームに対応するとしています。最終的にはフルバージョンのコンテンツをアプリケーション内で購入できるようになることが考えられます。

(参考)

Altair Digital Are Bringing the Planetarium Experience to Your Face Using VR – (英語)

http://www.roadtovr.com/altair-digital-bringing-planetarium-experience-face-using-vr/

※Mogura VR は、Road to VRとパートナーシップを結んでいます。

Mogura VR編集部では、ライター・編集者を募集しています!

この記事を書いた人

  • あつぽん

    日本でMRシステムの開発に携わった後アメリカへ渡り、VR/MRシステムを企業へ導入するための検討・開発に従事。現在は日本在住。

    人間の能力そのものを拡張させるテクノロジー「ヒューマンオーグメンテーション」のコンセプトに惹かれ、その界隈の動向に強い関心を持っています。その中で実用化フェーズにあるVR/MRの盛り上がりをより広い範囲へわかりやすく伝えていきたいと思っています。

    Twitter:@atupon

    Blog:http://nybiboroku.info/