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テック 2016.12.05

小島監督も体験 EAはVR対応ゲームエンジンで何を作るのか

PlayStation VR(PSVR)向けシューティングゲーム『Star Wars Battlefront X-Wing VR Mission』が12月6日に配信されます。本作には、エレクトロニック・アーツ(EA)の子会社であり、Battlefieldの開発元DICEによるゲームエンジン「Frostbite」が使用されており、より多くのVRタイトルが同社で開発中であることを示唆しています。

Frostbiteエンジンは『Mirror’s Edge Catalyst』、『Battlefield 4』、そして前述の『Star Wars Battlefront』のような大作ゲームに使用されています。

Unreal EngineやUnityのようなエンジンで『Star Wars Battlefront X-Wing VR Mission』のVR体験を開発することも可能だと思われますが、一方でFrostbiteエンジンをVR開発に使用することで、『Mirror’s Edge』や『Battlefield』のような大作に従事する開発者をVRコンテンツに適応させるための基盤となります。

2015年、DICEは「小規模VRチームを構築している」とし、当時、「Frostbite Labs」のチームとなる4人の常勤VRポジションを求めていました。

今年5月、Frostbite LabsのJohan Andersson氏は、FrostbiteのVR体験を『メタルギア』の小島秀夫氏に「デモを行った」と発表しました。 これらはOculus Rift上で動作する写真が掲載されていました。これは、FrostbiteのVR機能がPSVRだけでなく、HTC Viveなどの主要ヘッドセットでも一般化されている可能性があることを示しています。

Had a super fun time chatting & demoing a few Frostbite VR experiences to @HIDEO_KOJIMA_EN who was over visiting us! pic.twitter.com/zIhEZJD2qC

— Johan Andersson (@repi) 2016年5月17日

Frostbite Labsで行われた開発は、FrostbiteエンジンのVR機能につながっている可能性が高く、またEAのVR関連職の追加雇用を考慮すると、『Star Wars Battlefront X-Wing VR Mission』はVR作品のテスト開発以上の意味を持つかもしれません。

(参考)

VR-capable Frostbite Engine Suggests More AAA VR to Come from EA

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