サムスン、視線追跡可能なVRヘッドマウントディスプレイ「FOVE」に出資へ

視線追跡が可能なVRヘッドマウントディスプレイ「FOVE」を開発しているFOVE社は、サムスン傘下のサムスン・ベンチャーズから資金調達を行うことを明らかにしました。また、Kickstarterの金額次第としていた位置トラッキングにも正式に対応することを発表しています。

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FOVEは、以前紹介したように、頭の動きに加え、高精度な視線追跡が行えます。視線追跡により、照準を合わせたり、視線によってVR内のコミュニケーションが進んだりと、より現実に近い自然なVR体験が可能になります。現在、Kickstarterを行っており、目標額の25万ドルを大幅に超える40万ドル以上を集めています。今回のサムスン・ベンチャーズの出資に関しては、同Kickstarterページで公表されました。出資額は非公開です。

FOVEは、「サムスン・ベンチャーズからの出資により、ハードウェアの生産に向けて資金的・技術的なサポートを得られる」とし、この出資を受けて、当初はKickstarterのストレッチゴール(追加目標)としていた位置トラッキングへの対応を正式に行うことを明らかにしました。対応するのはValve社のVRシステムSteamVRで使われているLighthouseという名のトラッキングシステムです。これにより、4.5m四方という小部屋程度の範囲のトラッキングが実現します。

FOVEの開発者版出荷は2016年春とされています。先行して2015年末から2016年3月までに発売されるPC向けのVRHMD「Oculus Rift」やSteamVR対応のVRHMD「HTC Vive」に続く次世代のVRHMDとして注目したいところです。

なお、7月1日に東京・秋葉原で開催されるFOVEの体験会は既に60名の定員が集まっておりキャンセル待ちとなっています。
https://atnd.org/events/67494


(参考)
Samsung Ventures Funding and Immediate Support of Lighthouse – Kickstarter FOVE(英語)
https://www.kickstarter.com/projects/fove/fove-the-worlds-first-eye-tracking-virtual-reality/posts/1275251

 

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この記事を書いた人

  • 慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。VRジャーナリスト。
    VRが人の知覚する現実を認識を進化させ、社会を変えていく無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。VR/AR業界の情報集約、コンサルティングが専門。また、国外の主要イベントには必ず足を運んで取材を行っているほか、国内外の業界の中心に身を置きネットワーク構築を行っている。

    Twitter:@tyranusii

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