世界最大級規模のファンド設立など、VRに率先して取り組んでいるコロプラ。Oculus Riftのローンチタイトルとして、『Fly to KUMA』と『VR tennis Online』の2作品を発表しました。今回はその2作品の体験レポートです。
Fly to KUMA
クマ達をゴールまで導くパズルゲーム。クマは直線方向にしか進まないので、落ちたりトラップで殺されないようにうまくブロックを組み合わせなければいけません。ステージは通常ステージ100+エクストラステージ20の計120種類。ステージの形状やトラップの位置をよく観察しながら、正解のルートを探します。
ステージには様々な仕掛けがあり、そのどれもがクマを殺そうとします。見下ろすように見るクマは小さいですが、レーザーで真っ二つになったり!1匹ごとに動きがあったりと細かい演出が至るところでされているところにも注目です。
3D空間におけるパズルゲームをVRで体験すると、ミニチュアのような空間を楽しめます。このゲームに登場するクマたちの動きは1匹1匹眺めているととても楽しいものです。頭を近づけて覗き込むとその面白さがわかりますが、遠くから見下ろしているだけではなかなかわかりません。”神の視点”とも呼ばれる三人称視点のゲームでは見下ろしているだけではなく、ぜひ近づいてみてください。こうした視点の変更を体を動かすだけで自然とできるようになるのはVRならではであり、ゲームの世界に浸ってより深く楽しむ大きな要素になっています。
VR Tennis Online
白熱のテニス対戦を楽しめるスポーツアクションゲーム。オンラインで繋がり、世界中の人々と勝負できます。それぞれ特徴のあるキャラクターを選び、必殺技は2種類を選択。
試合はいわゆるテニスゲームで、3人称視点で進行。自分が選択したキャラクターの後ろにつき、キャラクターを操作します。球に合わせてタイミングよくショットすることで打ち返すことができます。ショットはABXYの各ボタンごとにスライスなどの異なった4種類の打ち方が割り当てられており、とっさの判断が鍵を握ります。
一見、通常のテニスゲームと同じような気がしてしまいますが、VRだからこその要素もあります。例えばサーブをするとき。ボールを上に上げてから、打つときは視点の上にボールがいくため、ちょうどまるで自分もサーブをするかのように頭を上に上げて、ちょうどいい打点を探すことになります。ヘッドトラッキングがあるがゆえの面白さです。
なお、対戦を重ねるごとに必殺技の種類が増えていくとのこと。オンラインで他の人とのテニス対戦が楽しめるため、思わず負けたくない気持ちが煽られること間違いなしです。