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活用事例 2018.02.28

フェイスブック、VRシューティングの展示を中止 銃乱射事件に配慮

米フェイスブック社は、今年2月に米国で行われたCPAC2018(The Conservative Political Action Conference:保守政治活動協議会 )に出展していたブースでVRシューティングゲーム『Bullet Train』のデモ体験を中止したことが明らかになりました。

Bullet Train』は、ゲームエンジンUnreal Engine 4を提供するEpic gamesが製作したOculus Touch対応VRゲームです。テレポーテーションで近代的な駅構内を移動し、襲い掛かる敵を銃を使い倒していく没入型シューティングゲームです。

デモ体験中止の理由

CPAC2018でフェイスブック社は、同社傘下のOculus社のVR体験ができるブースを出展していました。当初はVRシューティングゲームの『Bullet Train』のデモ体験を提供していましたが、先日2月14日にフロリダ州の高校で銃乱射事件が起こった状況下で、このデモ体験を提供することに対し疑問の声が上がり、これを受け同社はCPAC2018のブースで同作品のデモ体験の中止を行いました。

フェイスブックVR事業のバイスプレジデント、ヒューゴ・ベラ氏は、米ウェブメディアMarshableに送ったメールで『公共のイベントで出展しているOculusデモ体験を含む一連のコンテンツの中には、暴力的な内容を含むゲームがいくつかあります。フロリダで起きた事件の被害者やその家族の方々に敬意を払うためにも、暴力的内容を含むゲームのデモ体験を中止しました。初めからそのように行動できなかったことを後悔しています。』と述べています。

(参考)EngadgetMashableBBC


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