AR開発を推進するフェイスブックは、企業広告向けのツール「AR Target Tracking(ARターゲットトラッキング)」の実用化を進めています。この技術は、企業のロゴやポスターといった平面の情報に重ねて、関連するARコンテンツを表示できるというものです。
この技術はすでに「レディ・プレイヤー1」や、ディズニー映画「A Wrinkle in Time」のポスターで採用されています。ARカメラをポスターにかざす、もしくはQRコードをスキャンすると、コンテンツを視聴できます。開発者向けキットは2018年春にリリース予定とのこと。
「persistent AR(永続するAR)」への取り組み
フェイスブックは2017年4月に開催した開発者カンファレンスF8にて、AR開発プラットフォーム「Camera Effects Platform」を発表しました。同年12月にはARコンテンツ開発ツール「ARスタジオ」をリリースしています。
今回の「ARターゲットトラッキング」はこれらに続く取り組みであり、初の「persistent AR(永続するAR)」への試みでもあります。フェイスブックはポスターのような現実に存在するものや場所と結びつき、その場に存在し続ける「persistent AR」を目指すとしています。
企業のロゴやポスターといった「どこにでもあるもの」をターゲットとし、フェイスブックの挑戦は続きます。
(参考) Road to VR Facebook
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