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3Dモデル活用 2018.03.22

スマホかざし商品の梱包サイズを表示、通販大手eBayがARを導入


Eコマースの大手eBay(イーベイ)は、AR技術を用いたサービスの向上を進めています。同社は新たに、「出品者が商品を発送する際、スマートフォンを商品にかざすだけで適切な梱包サイズを簡単に決められる」AR機能をリリースしました。

商品に適した梱包箱を素早く選べる

eBayは、世界中でインターネットオークションサイトなどのECサービスを展開している企業です。同社はECサービスへのAR導入に取り組んでおり、今回リリースされたAR機能もその一つとなります。

新たに追加された「Will it Fit?」機能では、出品者が商品を発送するにあたって、梱包箱のサイズを簡単に決めることができるようになります。机においた商品にスマートフォンのカメラをかざすと、様々なサイズの箱(運送会社USPSの規格)を仮想表示することができ、適切なサイズを見つける助けとなります。

この機能にはグーグルのARCore SDKが用いられており、スマートフォンカメラによる空間認識、及びモーショントラッキングによって机の平面と商品を認識しています。

現在はアメリカ国内のみで公開され、ARCoreに対応したAndroidスマートフォン、eBayの公式アプリが必要です。平らな机・床に商品を置き、eBayアカウントの“Selling”メニューから“Will it Fit?”をタップすることで起動できます。

今後も様々なAR機能を展開

eBayは2011年にも、自撮り写真にサングラス風のグラフィックを重ね、画面上で試着ができるといったAR機能を開発していました。当時はスマートフォンのスペックや開発をサポートするソフトウェアが足りず、まだ基礎的なものしか作れませんでした。

高性能なスマートフォンの増加やARソフトウェアへの投資の活性化に伴い、eBayは今後数ヶ月にわたって多くのAR機能のリリースを予定しています。2018年3月現在は「Will it Fit?」機能もアメリカ国内及びAndroid限定ですが、世界中への展開、iOSへの対応なども進められています。これらの具体的なリリース日は発表されていません。

eBayモバイル事業責任者のJames Meeks氏は「我々はグーグルのARCoreとeBayのARテクノロジーを組み合わせることで、よりシームレスな販売体験を構築していきます。この技術は、eBayを変革するために取り組んでいるイノベーションの一例です」と述べています。

Eコマース業界ではアマゾンもARに投資しており、購入前の商品を自宅で仮想表示する機能などをリリースしています。

ARCoreとは

ARCoreは、Androidスマートフォン向けにグーグルが開発するAR機能、及びそのソフトウェア開発キットです。

本機能は2017年8月にリリースされ、現在はAndroid 7.0(Nougat)かつ、最新のARCore対応機種でのみ利用することができます。対応機種には、グーグルのPixelシリーズ、Samsung Galaxy S7及びそれ以降のモデル、OnePlus 5、LG V30、Asus Zenfone ARなどが該当します。

(参考) VentureBeat


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