VRソフトウェアの開発を行うDVERSE(ディヴァース)は、保険・医療・福祉分野の企画展示イベント「国際モダンホスピタルショウ」に、IoT連携の手術室「SCOT」のVR体験デモを展示中です。
「SCOT」は日本医療研究開発機構(AMED)と東京女子医科大学によるIoTを活用した手術室であり、2016年6月頃に、プロトタイプモデルが完成したことが報じられていました。
様々な医療機器を「SCOT」内で接続・連携することで、患者の情報を手術室内でモニタリング、整理・共有することができ、手術の迅速化や医療トラブルの防止が期待されています。
今回の出展はDVERSE社開発のVRソフトウェア『SYMMETRY alpha(シンメトリーアルファ)』を使用し、点群データおよび3D/4K/360度映像の体験が可能です。
(参考記事)
ビジネス活用に朗報 ファイルを開くだけで3DデータをVRに出すツール『SYMMETRY alpha』無料公開
今回の出展はヘッドマウントディスプレイを用いたIoT連携手術室の閲覧・体験がメインですが、医療分野におけるVRの利用事例としては「VRを用いた手術シミュレーション」や「幻肢痛の緩和」等があり、今後もVRの活用が進んでゆくことが予想されます。
(参考記事)
VRはどう使われているか?医療分野のVR活用事例紹介
国際モダンホスピタルショウは、2017年7月12日から14日まで開催されています。