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活用事例 2017.08.20

巨大ドーナツで日食 米ドーナツ大手がARアプリ提供

米国の大手ファストフード店、ダンキンドーナツは、プロモーションの一環でARを利用。2017年秋にリリースされるiPhoneのAR機能を用いて皆既日食を再現するアプリ『Moonchkin』を開発しています。

ARで皆既日食を再現

米国では8月21日に大規模な皆既日食を迎える予定で、オレゴン州からサウスカロライナ州までを結ぶ直線上の地点にて観測され、この地域に住む約1,650万人が日食を体験することになります。

「Moonchkin」はダンキンドーナツのプロモーションを目的として開発されたアプリで、スマートフォンARによって皆既日食を擬似的に再現するものです。開発にはダンキンドーナツと、AR開発企業のRedpepperが参加しています。

アプリを起動すると、GPSを用いてユーザーの位置を特定すると共に、星座の位置を記録したAPIを使用します。これによって、上空で最も光度が強い場所(=太陽)の位置を特定して、そこに擬似的な月をはめ込むことで日食を再現します。

Moonchkin from redpepper on Vimeo.

本アプリでは、ダンキンドーナツが提供するボール型ドーナツ「マンチキン」が巨大サイズになって表示され、それはやがて月サイズにまで巨大化して太陽を覆い隠す、という内容です。

『Moonchkin』のリリース予定については定かではありませんが、本アプリは2017年秋にリリース予定の次期iOS11に搭載されるAR機能で動作します。

(参考)
UploadVR / Going to Miss the Eclipse? Dunkin’ Donuts’ ARKit App Has You Covered(英語)
https://uploadvr.com/going-miss-eclipse-dunkin-donuts-covered/


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