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テック 2016.05.21

GoogleのDaydream Labs、VR内でドラムを打つように文字入力を実現する「Drum Keys」の映像を公開

先日Googleが新たに発表したモバイルフォン向けVRプラットフォーム「Daydream」。この開発を行う同社のDaydream Labsが、VR内での最適なタイピング方法を追求した結果、ドラム型のキーボードによる文字入力を行う「Drum Keys」を開発。デモ映像も公開されました。

Drum Keys

VRの可能性を追求する「Daydream Labs」

Daydream LabsはVRの可能性を追求すべく、VRアプリの開発に焦点を置いています。技術をいち早く習得するため、毎週2つの新しいアプリのプロトタイプを開発し実験しており、昨年は異なるユースケース間の相互作用を検討するため、60以上ものアプリを開発したとのこと。

その一つの例として、とある週にDaydream Labが開発した、HTC VIveのコントローラをドラムスティックとして用いるVRドラムキットが挙げられます。ドラムキットを開発した翌週、同チームがVR内での最適なタイピング方法について話し合っていた際、「キーボードを小さなドラムに見立ててはどうだろうか?」という意見が出たことがきっかけとなり、「Drum Keys」が生まれたそうです。

素早い文字入力を実現する「Drum Keys」

Drum Keysは両手に持ったコントローラで小さなドラム型のキーボードを叩き、表示される文字を入力していくというもの。従来のレーザーポインタを用いた方法に比べ素早く入力できるだけでなく、楽しさも感じられるとのこと。

「Drum Keys」デモ映像

ドラムを叩くようにキーボードを叩き、文字を入力する

Drum Keys

入力後にタイムが表示される。従来の入力方式よりも高速なタイピングが可能。

アプリケーション間の相互作用による新たな発見

Daydream Labsはまだ発足したばかりのチームですが、異なったユースケース間の関連性を発見する多面的視点と、応用力のある開発技術により、Drum Keysを含む複数の斬新でユニークなアプリを生み出しています。今後注目すべきVR開発チームの一つであると言えるでしょう。

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(参考)
Daydream Labs: exploring and sharing VR’s possibilities(英語)
https://developers.googleblog.com/2016/05/daydream-labs-exploring-and-sharing-vrs.html


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