X-MenのVFXアーティスト、GoogleのDeep Dreamを用いたVR映像作品「Dreamtime」を制作し公開

映画「X-Men」のVFXアーティストであるJonathan Sims氏が、Googleの深層学習(ディープラーニング)アルゴリズム「Deep Dream」を用いたサイケデリックなVRフィルム「Dreamtime」を制作し、発表しました。映像はYouTubeなどから視聴することができます。

Dreamtime

DREAMTIME: A DEEP Dream VR Experience

Deep DreamとはGoogleの人工知能を用いた深層学習アルゴリズムの利用例の一つです。人工知能に画像を認識させ、今まで学習しニューラルネットワークに蓄積させた膨大な学習データを元に、何が見えたかを描かせるというもの。描かれる画像がいずれも不気味なため、いわゆる「人工知能の見る悪夢」として去年話題となりました。

Jonathan Sims氏はこの技術を活用した描画方法に注目し、VR映像のメーカーに新たな視点を提供する目的で制作を開始しました。そしてVFXアーティストとしてのX menでの仕事と並行して作業を続け、わずか4ヶ月で本作品を完成させたのです。また同作のアートワークを作成するために、同氏はDreamscopeの助けを借りたとも述べています。

DREAMTIME: A DEEP Dream VR Experience

https://www.youtube.com/watch?v=XcqaR6JdwcY

Dreamtime今までにない不思議な感覚に陥る作品となっています

無限に拡大するユニークなVR体験

今作をVR映像として制作したことに対しJonathan Sims氏は、「360度に広がる映像の中は視聴者は異なったストーリーを作ることができる。一人は後方を観て、もう一人は異なる方向を観ることで、彼らは2つのユニークな体験・物語を作ることができる。このような作品は私の目標であった。」のように述べています。

DreamtimeはGoogle Cardboard、Oculus Rift、 HTC Vive等を通じて鑑賞することが出来ます。一味違うVRコンテンツを体験したい方は是非視聴してみてはいかがでしょうか。

(関連記事)
【体験レポ】あのDeep Dreamを世間に広めたチームがおくるVR×DJのダンスイベント『Spatial Jockey』

(参考)
‘X Men’ VFX Artist Used Google’s ‘Deep Dream’ To Create Psychedelic VR Film(英語)
http://uploadvr.com/x-men-vfx-artists-uses-google-deep-dream-create-psychadelic-vr-film/

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この記事を書いた人

  • fukafuka_san

    VRやARなどのロマン溢れる最先端技術に興味のある理工系大学院生です。趣味でホームページや動画の制作も行っており、現在は「Mogura VR」さんにてVR関連の記事を執筆しております。

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