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テック 2017.02.28

ディスプレイリンク、超低遅延のワイヤレスVRシステムを発表

USBグラフィック技術で知られるディスプレイリンク社は、ワイヤレスVRの新しいコンセプトに取り組んでいると発表しました。遅延を減らすために開発した圧縮合金をVRヘッドセットに利用するとのことです。

ディスプレイリンクのSVPセールス・マーケティング担当、John Cummins氏はこのように語りました。

「VRは、コンピュータとの通信方法や情報の視覚化方法を変化させていますが、ケーブルを心配しながら完全な没入型体験を実現するのは不可能です。回転したときやや前に踏み出したときなどの急な動きはデバイスに損傷を与え、ユーザ同士を絡まらせる可能性があります。ディスプレイリンクは、このVRにおけるケーブル接続、さらには遅延、帯域幅の制限という問題を解決する技術を持ちます。業界で実証済みの圧縮技術と超低遅延により完全な臨場感のある体験が可能になるでしょう。」

ハイエンドVRデバイスのワイヤレス化にはすでに複数社が取り組んでいます。中国のTPCastは2017年第2四半期には出荷を予定しています。

これまで登場している主要なワイヤレスキットは2017年1月のCESにて体験レポートをまとめています。

各デバイスの発売時期と価格、性能の比較に注目が集まります。

(参考)
DisplayLink Announce Ultra-Low Latency Wireless VR Device(英語)
http://www.vrfocus.com/2017/02/displaylink-announce-ultra-low-latency-wireless-vr-device/

※Mogura VR は、VRFocusとパートナーシップを結んでいます。


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