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活用事例 2017.07.13

ディズニーのVR活用進むか VRアトラクション企業等を支援へ

ディズニーが推進する企業アクセラレータープログラム『Disney Accelerator』に、VRアトラクションを開発・運営するThe Void社とゲームエンジンUnreal Engine4を提供するEpic Games社の参加が発表されました。

企業アクセラレータープログラムとは

大手企業がベンチャーやスタートアップなどの新興企業に対して協業、出資を目的とした募集行為を指します。Disneyのアクセラレータープログラムである『Disney Accelerator』には、これまでにも様々なスタートアップが参加しています。その中には360度動画の撮影から配信までを手がけるJauntをはじめ、Ambidio、aXiomatic、Brit + Co,、Hoodline、Kahoot、ProductionPro、ReplyYes、Samba TVやSaviokeなどが挙げられます。

The Voidとは

The Voidはアメリカのユタ州を拠点に活動する企業で、同社が提唱する『HYPER REALITY』を体験する施設を世界展開しています。『HYPER REALITY』とはVRに実物のセットなどを加え、五感を通じたよりリアリティのある体験を提供するものです。現在同社は映画『ゴーストバスターズ』をテーマにしたVRアトラクション施設『Ghostbusters: Dimension』を運営しています。

Epic Gamesとは

Epic GamesはゲームエンジンであるUnreal Engine4を開発、運営する企業です。同社は今年VRアクションゲームである『Robo Recall』をリリースしています。Oculus Rift対応である本作はフリーでダウンロードすることができます。

また、Epic GamesのCEOであるTim Sweeney氏はDisney Acceleratorへの参加について、米メディアUpload VRのインタビューにおいて次のように語っています。

「これまで何年もの間、Epic GamesはDisneyとのコラボレーションに参加しており、テーマパークの乗り物や映画『スター・ウォーズ』に、弊社のUnreal Engineの技術を提供してきました。今回、Disney Acceleratorに参加できることを喜ばしく思います」

Disney Acceleratorへの参加

今回、The VoidとEpic GamesがDisney Acceleratorに参加したことによって、今後両社はディズニーのサポートや助言を得ることができ、またディズニー作品とのタイアップも容易になります。近いうちに『スター・ウォーズ』や、同社が2009年に買収したコミック出版企業であるマーベルとタイアップしたVRコンテンツやアトラクションがリリースされる可能性があります。

(参考)
UploadVR / The Void, Epic Games Join Disney’s Accelerator Initiative(英語)
https://uploadvr.com/void-epic-games-join-disneys-accelerator-initiative/

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