11月10日(水)ディズニーの第4四半期の収支報告発表の場で、CEOのボブ・チャペック氏が、メタバース構築の準備を進めていると判明しました。CNBCのニュース記事で報道されています。
(※画像はイメージです。今回の発表で公表されたものではありません)
2021年11月現在、ディズニーが計画しているメタバースの詳細な仕様は明らかになっていません。リリース時期やVRヘッドセット対応の有無も不明です。
チャペック氏は、メタバースについて「言うならば、我々の現在までの取り組みは、我々が現実世界とデジタルワールドを結び付け、自社のディズニー・メタバースで、境界のないストーリーを提供可能になるまでのプロローグに過ぎません」と発言しています。
これまでのディズニーのバーチャル領域での活動は?
ディズニーは2018から年VRアニメ「Cycles」を発表するなど早い時期からバーチャルでのコンテンツに注目していました。2020年に「アナと雪の女王」を題材としたVR映像作品「Myth: A Frozen Tale」を発表。「スターウォーズ」関連でも、さまざまなコンテンツを発表しています。
日本国内でも、バーチャルガール「Ella(エラ)」のデビューや、VR空間上の展示会イベント「バーチャルマーケット5」でのストア開設、「WHAT IS LOVE? ディズニープリンセス展 VR」の開催など、さまざまなコンテンツを展開しています。
今年の10月にもスマートフォンゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」の「バーチャル ハロウィーンイベント2021」が「cluster」サービス内にて期間限定でオープンしています。
2021年に入り、メタバース分野への参入を表明する企業が数多く現れています。メタ(旧フェイスブック)は、7月、メタバース構築のためのチームを設立。ゲームプラットフォーム「Roblox」も意欲的な姿勢を見せています。あのディズニーも取り組みを始めたメタバース。界隈の成長は、より一層加速していくことになりそうです。
(参考)CNBC