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活用事例 2017.07.26

VR/ARなど先端技術は人間をどう変えるか デルが未来予測を発表

米デル テクノロジーズは、「人とマシンの協調関係が切り拓く人類の未来」に関する調査レポートを発表しました。

本レポートでは、2030年という未来には、すべての企業がテクノロジー企業になるため「将来の変化に適応させていくためにどうすれば良いのかを考え始める必要がある」との見解が提示されています。レポート内で、VR/AR分野について触れられていましたので、下記にて要約紹介します。

VR・ARは、様々な領域を変革するテクノロジー

調査レポートによると、VRとARはいずれもメディアとエンターテインメントを変革できるだけでなく、教育や医療、旅客・貨物輸送、建築、製造などの分野においても革新的な利用環境の開発を促進するテクノロジーとされています。

IFTF(未来研究所:Institute for the Future)のエマージング メディア ラボ担当ディレクターであるToshi Hoo氏が言う「表現型メディア」とは反対の「体験型メディア」にユーザーが参加することを可能にするARとVRは、情報表現における根本的なシフトを代表するテクノロジーです。

データ処理に多くの感覚情報を利用するARとVRのような没入型のテクノロジーによって、私たちの五感は拡張され(現在の視覚、触覚、聴覚に加え、味覚と嗅覚も)、認知の具現化を通じてメディアを体験することが可能になりえるとのことです。
 
現在、複数のアナリストがARテクノロジーとサービスに関連する収益は2020年までに900億ドル(約10兆円)規模に成長すると予測しています(大部分はハードウェアへの莫大な支出によるもの)。

VRの成長はより緩やかで、2020年までに300億ドル(約3.3兆円)に達すると予測されていますが、ごく近いうちにWebページ作成ソフトの簡素化が進められ、より簡単にVRコンテンツを制作できるようとの見解です。

大規模なセンサー ネットワークとコネクテッド テクノロジーを背景に、今後10年間VRは認知の具現化などを実現するさまざまなツールの1つになるだろうと、Hoo氏は予測しています。

本レポートの日本語要約はこちらに掲載されています。

(c) Copyright 2017 Dell Inc.

(参考)
・本レポート(英語)https://www.delltechnologies.com/content/dam/delltechnologies/assets/perspectives/2030/pdf/SR1940_IFTFforDellTechnologies_Human-Machine_070517_readerhigh-res.pdf
 ・(サマリー(日本語)https://community.emc.com/community/support/japanese/blog/2017/07/24/realizing2030


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