AR分野は今後、様々な分野の産業を支えていく重要な技術です。マイクロソフトのHoloLensはすでに様々な分野で使われ始めています。
ラスベガスで行われたCES2018で、デルはARヘッドセットメーカーのMetaとの提携を発表しました。Metaが展開するPC向けのARヘッドセットMeta 2の代理店となります。
Meta2の一般発売も間近か/h2>
デルは、CES2018にて、PC向けVRTヘッドセットHTC Viveビジネス版の提供と合わせてPC向けARヘッドセットMeta 2を提供することを発表しました。発売時期などについては追って、詳細が発表されるとのことです。
Meta2とは
Meta2は、頭に被るヘッドマウントディスプレイ型のARデバイス。視界を覆う透明のディスプレイに情報を投影することで、現実世界に様々な投影が行われます。
ARデバイスは様々登場していますが、Meta2の最大の特徴は視界の広さに関わる視野角です。できるだけ人間の視野に近づけたいとし、他のARデバイスの2倍以上広い視野角90度を実現しています。
ポジショントラッキングが可能なため、移動しながらの使用が可能。また手のジェスチャーで操作を行います。ウィンドウを現実空間に複数浮かべ、指で突っつきながら移動、両手を使ってピンチの動きするとズームができるなど、きわめて直感的なコンピューティングを可能にします。
マイクロソフトが開発中のHoloLensとの違いは、視野角以外にはHoloLensが独立型の端末なのに対し、Meta2はPCへの接続が必要なことなどが挙げられます。
現在、公式サイトで開発者用のデバイスが発売されていますが、今回の提携によって一般向けに販売される可能性を秘めています。
(参考)
視野角90度のARデバイスMeta2、当初の予定を前倒し6月上旬に発送開始
http://www.moguravr.com/meta2shipping6/
META Partners With Dell For Retail Distribution/VRfocus(英語)
https://www.vrfocus.com/2018/01/meta-partners-with-dell-for-retail-distribution/