DBJキャピタル、米VRファンドに出資 VR/AR分野への投資狙う

日本政策投資銀行の100%子会社DBJキャピタル株式会社が、アメリカでVR/AR分野を専門とするVC「The Venture Reality Fund(VRファンド)」に出資を行ったことが明らかになりました。DBJキャピタルは今後、VR/AR分野への投資、事業支援を進めていく狙いです。

VR/AR分野で積極的な投資を続けるVRファンド

VRファンドは、アメリカ・シリコンバレーを拠点に世界中のVR/ARスタートアップへの投資を行っているVR/AR専門ファンドです。日本からはgumiの代表取締役社長、國光宏尚氏がゼネラル・パートナーとして参加しているほか、2017年6月には、ヤフー・ジャパンが業務提携を行っています。VRファンドは、全世界のVR、AR業界の業界図を定期的に公開するなど、VR/AR業界のエコシステム構築に積極的に取り組んでいます。


2017年3月に公開されたVR業界図

VRファンドの投資先としては、すでにグーグルが買収を行ったVRゲームスタジオOwlchemy Labsや日本のInstaVR、VR内でクラブイベントを開くためのTheWaveVRなど公表されているだけでも16社にのぼります。

VR/AR分野への投資と事業支援に期待

DBJキャピタルは、政府系金融機関である日本政策投資銀行の100%子会社のベンチャー・キャピタルです。通信、医療、フィンテックなど様々な分野のスタートアップへ投資を行っています。

DBJキャピタルからVRファンドへの投資はすでに完了しており、DBJキャピタルはVRファンドが持つVR/ARセクターに関する深い識見を活用することで、VR/ARスタートアップ企業への投資および事業支援の高度化を図ります。今後の展開に期待したいところです。

なお、日本においてVR分野に積極的な投資を行っている専門ファンドには、全世界へのVR分野への投資を展開するコロプラのコロプラVRファンドや北米でのVR/ARへの投資を展開するグリーのグリーVRファンド、国内のスタートアップへのシード・インキュベーションを展開するgumi参加のTokyo VR Startupsなどがあります。

2017年8月31日16:45 DBJキャピタルの説明に関する記述に修正を行いました。


※Mogura VRでは現在「VR体験施設の利用に関するアンケート」を実施しています。数分程度の簡単なオンラインアンケートですので、ぜひご協力をよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

  • 慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。VRジャーナリスト。
    VRが人の知覚する現実を認識を進化させ、社会を変えていく無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。VR/AR業界の情報集約、コンサルティングが専門。また、国外の主要イベントには必ず足を運んで取材を行っているほか、国内外の業界の中心に身を置きネットワーク構築を行っている。

    Twitter:@tyranusii