【体験レポ】VRでかめはめ波、錦織選手とサーブ勝負 没入感高い触覚VR体験を紹介

2017年4月29日から30日まで幕張メッセで『ニコニコ超会議2017』が開催されていました。ニコニコ動画に投稿される映像作品を一つの会場内で体感してもらおうという試みで、今年も2日間で15万人の来場者があった人気イベントです。

民進党蓮舫議員の追及を体験できる『VR蓮舫』など、今年もVRコンテンツが展示され話題になりました。

VRコンテンツの展示は政党体験から大相撲など様々にありました。中でもVRでドラゴンボールの「かめはめ波」が撃てる体験や、プロテニス錦織圭選手の豪速球サーブを撃ち返す体験は印象的でした。こういった振動などの「触覚」を取り入れたVRコンテンツはさらなる没入感を得ることができ、家庭で楽しむには設備や技術が必要なため、イベントでぜひ体験しておきたいものです。

そこで今回は、本イベントで触覚を扱っていたブースを紹介していきます。

『BotsNewで超VR!DORAGON BALL Z』

BotsNewで超VR!DORAGON BALL Z』ではスマホをはめ込むことでVR体験ができるVRヘッドマウントディスプレイ『BotsNew』(株式会社メガハウス)の新製品『BotsNew Characters VR DRAGON BALL Z』(以下BotsNew)を体験できました。

体験できたのは孫悟空とのかめはめ波対決です。

『BotsNew』は手に付けるコントローラーによってVR内の手の動きを認識できるので、実際にかめはめ波を撃つような動きでVR内でかめはめ波を撃つことができます。

ブルマのナレーションによるチュートリアルのあと、悟空との対決です。悟空の「か~め~は~め~」の声に合わせて手を前で構えたあと、腰に引き寄せ、「波ー!」と同時に手を前に出すと、青白い光が手から吹き出していきました。

今回イベントでは振動装置の上に乗って体験できるので、かめはめ波を撃った振動が地面から伝わるようで没入感を高めていました。

 

子供の頃に誰でも練習した通りにかめはめ波を撃てることに、原作に対する愛とリスペクトを感じます。

今回はグリーンバックを使い、体験者がVR内でかめはめ波を撃っているところを記念撮影できるようになっていました。

 

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本イベントではかめはめ波を撃つ体験のみでしたが、製品版ではかめはめ波以外にも魔貫光殺砲や、舞空術などが体験できます。

製品版には他に、顔パーツの配置からどのキャラクターに似ているかで戦闘力を計測する『究極スカウター AR』があります。表示される戦闘力の数値は原作者の鳥山明先生が監修しているとのこと。
今後の体験できるイベントは5月27日に秋葉原UDX AKIBA_SQUAREで開催される『メガホビ EXPO2017 Spring』で体験できます。

グリーンバックでの記念撮影はないとのことですが、足元の振動装置は置く予定とのことです。『BotsNew Characters VR DRAGON BALL Z』の発売時期は6月下旬(5月5日現在)です。

NTT超未来研究所episode4 『NTT ULTRA FUTURE MUSEUM 2017

『気分は”ウインVR(ブル)ドン”VRでテニス体験してみる』

『気分は”ウインVR(ブル)ドン”VRでテニス体験してみる』のブースの床はテニスの四大国際大会「ウィンブルドン」のテニスコートのように緑色で、本物を再現。気分が盛り上がってきます。

体験には、腹部側と背中側に振動装置がついたベルトを巻きます。VRヘッドマウントディスプレイを被り、手にはコントローラー付きの重いテニスのラケットを持って、錦織圭選手のサーブを体験します。
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VR内はウインブルドン会場のようなテニスコート。ネットの向こうには錦織選手がサーブを打つ前の体制に入っています。観客席の上には大きなモニターがあり、試合中継のように今サーブを打とうとする錦織選手の実写映像が流れています。

錦織選手が打った瞬間には、手元に飛んできている豪速球のサーブ。それにあわせて、ラケットを振りボールに当たると、ストリングに当たった音に加えて、手の衝撃と腹から背中に抜ける衝撃が走りました。高速で飛ぶボーリングの玉を打ち返したような衝撃です。

 

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試合映像を見ていて手元への衝撃が痛そうだとは思っていましたが、サーブを打ち返して体にまで衝撃が走るとは想像していませんでした。

プロテニスプレイヤーのサーブを打ち返した経験は今までありませんが、毎回、こんな衝撃を体に受けながら試合をしているのかと試合の見方が変わりますね。

サーブの回数は2本。体験してみるともう1本打ちたくなりますが、失敗しても1本は体験できるようにと、1人当たりの体験時間を短くして多くの人に体験してもらうことを想定しています。

『ぶるなびで超不思議ドライブるぶるシミュレーター』

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『ぶるなび』は人間の錯覚を利用した、引っ張られている感覚を疑似的に得られるインターフェースです。

人間が速い動きには敏感である一方,遅い動きは知覚しにくい,という特性を利用した 「短時間の大きな加速度」と「長時間の小さな加速度」を周期的に繰り返す装置です。(参考

『ぶるなび』を持ってみると小さな振動がずっと続き、ときどき大きな振動があることで引っ張られるような感覚を感じます。

ただし、人間が手を握って引っ張るような強さは感じませんし、『ぶるなび』を持っている間中、ずっと振動しているので犬の散歩やタツノオトシゴに引っ張られるコンテンツでは、振動が没入感を妨げていました。

『ぶるなびで超不思議ドライブるぶるシミュレーター』はVRヘッドマウントディスプレイはつけずにモニターに映る実写映像を見ながら体験します。
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『ぶるなび』を持ち、モニターにはF1 レースや車で峠を運転する映像が映し出されます。

スマホサイズの『ぶるなび』ですが、車がカーブに合わせて曲がるたび、映像と同じ方向に車のハンドルが曲がるかのような感覚がありました。

驚くのは今まで没入感を妨げていた『ぶるなび』の小さな振動が、車のエンジンや道路の凸凹の振動として感じることです。

スマホサイズの『ぶるなび』があるだけでカーレースゲームの没入感がまるで違うものになります。VRヘッドマウントディスプレイをつけていなくとも、立ったままの体験でも車のハンドルを握っているような感覚があります。


家庭では楽しむのがまだ難しい振動+VR、振動がつくことでVRの没入感やが大きく違って感じます。イベント・アーケードなどで特別に楽しめるコンテンツを超会議で体験できたのではないでしょうか。

この記事を書いた人

  • アニメや特撮、VR・ARが好きなだけな人です。Oculus等HMD、VR・ARの魅力を沢山の人に広めていければと思っています。

    Twitter:@kure_kure_zo

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