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業界動向 2017.03.31

中国VR事情 週間ピックアップ【3/13~3/26版】

 
Mogura VRでは中国のVR事情を、パートナーシップメディアである87870.com、7tinから特筆すべきものをピックアップして紹介します。

週間でのピックアップを行いますが、今回は3月13日から3月26日まで2週間分のピックアップとなります。

360度動画の黑蚂蚁が資金調達

3月18日、黑蚂蚁VRは数千万元の資金調達を発表しました。具体的な金額は不明です。同社の時価総額は1億元(約16億円)になるとのこと。2016年に設立、メディアや360度動画制作に専念するスタートアップ会社で、現在ではVRドラマ、VR音楽、VRドキュメンタリーなどの領域で成長しています。同社によると、半年後新たな資金調達を行う予定があるとのこと。

スマホゲームメーカーのAnimocaが行ったVRゲーム開発への5.8億円の資金調達

モバイルゲーム配信などを行うAnimocaは、520万ドル(約5.8億円)の資金調達を行いました。VRゲームの開発に用いるとのこと。同社の執行役員Robby Yung氏によると、今回の資金は主にVR、電子書籍事業に使用されます。2016年4月、同社は500万ドル(約5.5億円)の資金調達を行い、2015年の7月と12月にもそれぞれ、230万ドル(約2.5億円)と350万ドル(約3.9億円)の資金調達を行いました。同社の資金調達の総額は既に1600万ドル(17.8億円)に達しました。

中国メディア87870は2016年度中国VR白書を発表



87870.comは先日、2016年度中国VR白書を発表しました。この白書では、VR産業に関する資金調達の規模についての統計データ・市場現状についての分析があり、今後の発展に関する説明もありました。こちらのリンクから参照できます。
 
 
 

児童支援プロジェクトにVRを導入

3月24日、中国のEコマース会社JD.COMが主催した募金活動が北京で行われました。

今回の発表会では、中国のウェブメディアで人気を集める女性「章泽天」がJD.COMの募金使者となり、親の出稼ぎにより残された雲南省の子供たちに向け、レインコート材料を集めるための募金活動を始めました。

この児童支援プロジェクトの一部にはVRが導入され、VRを使い、山の奥に住んでいる子供たちの生活や自然風景を多くの人に伝えるといった内容も含まれています。
 

コンテンツ開発会社の妖灵妖、4,800万円を資金調達


中国のコンテンツ開発会社の妖灵妖は300万元(約4,800万円)の資金調達を行いました。

妖灵妖はVRコミュニケーション、ゲームAIとコンテンツ開発を専門とするVR会社です。オフラインのVR体験店などにコンテンツを提供しており、現在は他のメーカーや、湖北、上海の2つのVRテーマパークとの協力関係も結んでいます。今回の資金はVRテーマパークへの製品導入や体制整備、ブランド宣伝などに使います。今後の資金調達も見込んでいるとのこと。
 
(参考)
黑蚂蚁宣布千万级融资估值过亿,未来将发行VR电影
http://www.7tin.cn/news/86799.html
香港手游发行商Animoca再获520万美元融资 用于开发VR加菲猫游戏
http://hy.87870.com/news/details-20335.html
87870发布2016年度中国虚拟现实行业白皮书
http://hy.87870.com/news/details-20419.html

“奶茶妹妹”章泽天:将用VR推动云南儿童公益项目
http://www.7tin.cn/news/87259.html
VR主题乐园方案商妖灵妖,获300万元天使轮融资
http://www.7tin.cn/news/87361.html


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