1月9日からラスベガスで開催される世界最大のエレクトロニクスの見本市CES2018では、ワイヤレスVRや、触覚デバイスといった次世代のVRシステムの鍵となる分野が注目を集めています。
本記事では、米メディアUploadVRがとりあげている注目分野を紹介していきます。
なお、前年に開催されたCES2017ではマイクロソフトのPC向けのMRヘッドセットやHTCのViveトラッカーなどが発表されました。
ワイヤレス
2017年、PC向けVRヘッドセットであるHTC Viveに対応した無線キットをTPCASTが発売
されました。2018年には他にもインテルなどから新しい無線システムが提供されることが期待されています。
触覚
VRの没入感に関する大きな課題の一つである触覚には、多くの企業が“振動するベスト”や“指を引っ張る手袋”などさまざまなソリューションに取り組んでいます。
現在のコントローラーの振動だけでは触覚フィードバックを得るための方法としては足りない点も多いというのが現状です。2018年にはどんなデバイスが出てくるのか注目が集まっています。
次世代ディスプレイ
VarjoやKopoinといった企業はVRヘッドセットの解像度を大幅に向上させるディスプレイ技術に取り組んでいます。これらの高解像度なVRヘッドセットには当然高コストなグラフィックカードが必要となり、現在は高価になってしまいます。
このコストの問題を解決するグラフィック技術や視線追跡を使ったレンダリング技術が高解像度VRの普及のカギとされています。今回のCES2018で発表がないか期待されています。
(参考)
CES 2018: Wireless VR and Haptics To Push VR Forward/UPLOADVR(英語)
https://uploadvr.com/ces-2018-wireless-vr-and-haptics-to-push-vr-forward/