OculusやMorpheusの体験コーナーも。CEDEC2015でのVR関係セッション&展示まとめ

※8月25日、Oculus VR、SCEブースでVRを体験するための方法を追記しました。

8月26日(水)から28日(金)までパシフィコ横浜でゲーム等コンピューターエンターテインメントの開発者向け会議CEDECが開催されます。

3日間にわたり、様々な分野にまたがり国内外の開発者等による講演や展示が行われます。VRに関しても昨年以上にセッションと展示が行われる見込みです。セッションでは現時点で国内外から注目されているVRコンテンツの開発について開発の現場から知見が共有されるほか、Oculus RiftやProject Morpheusの体験もできると盛りだくさんの内容になっています。

今回の記事では、CEDEC公式サイトの各セッション内容を参考に、VRに関連するセッションと展示をまとめました。

なお、VRを含むセッション全体の紹介はこちら(スケジュール別はこちら)。
展示の紹介はこちら

また、すべてのセッションを受講するためのパスは1~3万円と高額ですが、スポンサーセッションの受講と展示コーナーに入るだけであれば事前申込2000円、当日2500円で入場できるため、展示のみ体験することも可能です。VRに関するセッションの半分近くはスポンサーセッションになっています。詳細な受講の仕組み、事前申込については公式サイトをご確認ください。

セッション一覧

8/26(水)11:20~12:20
VR制作の西洋からの反省談:Crytekの教訓  A Western Postmortem on making VR: Lessons from Crytek (Crytek)

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FPS『Crysis』などのゲーム開発及びゲームエンジン「CryEngine」を提供しているドイツのCrytek社の講演です。Oculus Rift向けのVRコンテンツ開発に社を挙げて取り組んでいます。社を挙げての開発ということもあり、既に開発が明らかになっていVRアドベンチャーゲーム『Robinson: The Journey』のデモのクオリティは非常に高くなっています。

デモのレポート記事及びコンテンツの紹介記事はこちら
AMDの新製品発表会で、翼竜の巣がある崖を登るハイクオリティなVRコンテンツ「Dinasour Island 2」を体験

Crytek、滝と渓谷が美しいVRアドベンチャーゲーム『Robinson: The Journey』をE3で展示

本講演では、プロダクション部門のディレクターDavid Bowman氏が「VRの開発において、何をすべきか、何をすべきでないかを数多く学んできた。なぜ同社はVRの消費者市場への参入を確信するのか、従来のゲームデザインをVRの新しいリアリティーにどう適応したのか、VRのための物理的な面のデザイン化、VRの適切なハンドリングに必要とされたエンジンの多数の変更、そしてVRのテストにどのような新プロセスが要求されるのか」について語るとのこと。海外のゲーム開発会社がどのようなスタンスでVRに取り組んでいるか、生の声を聞ける機会は非常に貴重です。

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8/26(水)14:50~15:50 スポンサーセッション
ゲーム開発者をサーバー開発から開放する「mBaaS」のご紹介。VRやIoTでの活用事例もご紹介します。(ニフティ株式会社)

スマホアプリをクラウドで提供するクラウドサービス「mBaaS」の紹介の中でVRでの活用事例が紹介されるとのこと。

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8/26(水)16:30~17:30 スポンサーセッション
【ハンズオン】オンラインランキングをVRゲームに導入してみよう①(ニフティ株式会社)

上記のセッションの応用編という位置づけで、VRゲームにオンラインランキングを導入するハンズオンを行うワークショップ形式のセッションです。ハコスコに対応したアプリを制作します。

8/27(木)13:30~14:30
8/28(金)13:30~14:30
にも同様の内容のセッションが開催されます。

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8/26(水)17:50~18:50 スポンサーセッション
すべては快適な体験のために:Oculusによる実践的VR開発技法(Oculus VR)

Oculus Riftの開発を行っているOculus VR社の日本チームのメンバーによる、快適なVR体験を主眼においたセッションです。「Oculus Rift DK1の登場から2年半が経過し、コンテンツ開発の先駆者たちの試行錯誤により、快適なVRコンテンツを開発するためのテクニックや範例、また陥りがちな罠等」のコンテンツ制作に関する話とともに、OculusのVR技術・SDK・プラットフォームのこれまでとこれからについても解説されます。

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8/27(木)14:00~14:30
汎用スマホ利用VRゴーグルって、やっぱダメですかね?(日本アンドロイドの会)

全国でカジュアルVRデバイスを使ったコンテンツの体験や、VRアプリを作るためのハンズオンなどを開催している日本Androidの会VR部によるセッション。これまでも様々なスマホ用モバイルVRを開発・展示してきました。「スマホVRの現状と今後の展望をまとめるとともに、これまで作成してきたスマホVRゴーグルの紹介」を行います。

紹介記事はこちら
人気の国産スマホ向けVRデバイス、タオバイザーの後継機「Jagovisor」の開発が開始

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8/27(木)14:50~15:50
没入型モバイル・バーチャルリアリティーアプリケーションの構築 Building Immersive Mobile Virtual Reality Apps(Google, Inc.)

Googleは2014年にCardboardを発表して依頼、その普及に努めています。このセッショではGoogle本社のVRチームからデベロッパープログラムエンジニアのWolff Dobson氏が来日し、「当社が発見した臨場感あふれるVR体験をするためのユーザーの相互動作のルール、および”超小型サイズVRの理論”(VRと2Dとの結合)について紹介」します。

Google Cardboardの紹介記事はこちら
Googleのダンボール製VRデバイス「Cardboard」の改良版が登場

Google, VRコンテンツの開発のコツをまとめたAndroid向けアプリ「Cardboard Design Lab」をリリース

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8/28(金)13:30~14:30
「サマーレッスン」が誘う非現実のリアル(1) プロデュース編(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)

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PS4用VRヘッドマウントディスプレイProject Morpheusの技術デモ『サマーレッスン』が、「どのような目論みのもとで計画され、どのような障害を乗り越えて昨年の発表・実施まで漕ぎ着けたのか。
その舞台裏を語りつつ、現状のVRコンテンツが抱える問題を説明し、将来の展望について予想する。」セッションとなっています。講演を担当するのはチームを率いるディレクターの原田 勝弘氏とプロデューサーの玉置 絢氏。

サマーレッスンの紹介記事はこちら
VRで金髪の女の子と2人きり。Project Morpheus向け『サマーレッスン』E3版の動画が公開

製品版VRに向けて示されたProject Morpheusの本気はスゴかった / 衝撃のサマーレッスンからガチホラー、銃撃戦、パーティゲームまで幅広いデモ(窓の杜)

本セッションの詳細ページはこちら

8/28(金)13:30~14:30 スポンサーセッション
Project Morpheus が具現する新しいアニメのカタチ -アニメ業界とゲーム業界の融合とミライ-(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)

サマーレッスンのセッションと同時間帯に開催されるのが、Project Morpheusを開発しているソニー・コンピュータエンタテインメントのセッション。Project Morpheusを使って、日本を代表する素晴らしいアニメエンタテインメントと VR の融合にもチャレンジしているとのこと。「CG 映像会社と SCE との共同研究・制作において、新しい表現の最大化のために何を工夫し、どのような結果が出たのか」が語られます。

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8/28(金)14:50~15:50
「サマーレッスン」が誘う非現実のリアル(2) テクニカル編(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)

キャラクターとのコミュニケーションに主眼をおいたVRコンテンツの先駆けとなった『サマーレッスン』の開発から得られた知見の中から、「VRにおける3Dエンジン制御・UI制御」「VRにおけるキャラクター表現・背景表現」「VRにおけるフェイシャル・アニメーション表現」の3軸をピックアップし、解説が行われる。

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8/28(金)14:50~15:50 スポンサーセッション
THE PLAYROOMエンジンのVR化する:Project Morpheusを導入するための手引き(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)

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VRヘッドセットを装着したプレイヤーが怪獣となり、未装着の4人のプレイヤーを追いかけまわしたり、戦ったりするコンテンツを含むProject Morpheus向け『The Playroom』。その制作にあたって得られた技術的な知見についての講演が行われます。

The Playroomの中の1コンテンツ『Monster Escape』の紹介記事はこちら
製品版VRに向けて示されたProject Morpheusの本気はスゴかった / 衝撃のサマーレッスンからガチホラー、銃撃戦、パーティゲームまで幅広いデモ(窓の杜)

本セッションの詳細ページはこちら

8/28(金)16:30~17:30
「サマーレッスン」が誘う非現実のリアル(3) 開発者ディスカッション編(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)

『サマーレッスン』をテーマにする連続セッションの最終コマ。パネルディスカッション形式で、コア開発メンバーが登壇し、事前に募った質問をお題にディスカッションを進めていく。

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8/28(金)16:30~17:30
映像制作プロダクションによるゲームエンジンを用いた高品質映像制作 (マーザ・アニメーションプラネット株式会社)

ゲームではない切り口で映像プロダクション会社であるマーザ・アニメーションプラネットがゲームエンジンを用いた映像制作について講演を行います。受講対象には「高クオリティなVRコンテンツに興味のある方々」と書かれており、VRが中心ではないものの、360度の映像制作などに関係のある話が聞ける可能性があります。

本セッションの詳細ページはこちら

8/28(金)16:30~17:30 スポンサーセッション
Prototyping games for PLAYROOM VR on PlayStation®4 (株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)

Project Morpheus向けに技術デモ「The Playroom」を開発してきたJapan Studoのディレクター、ドゥセ・ニコラ氏によりVRゲームのプロトタイピングについての講演です。また、プレイヤー同士が交流するソーシャル要素や家族で遊べるVRコンテンツについての知見も共有されるとのこと。

本セッションの詳細ページはこちら

8/28(金)17:50~18:50 スポンサーセッション
Cygamesの挑戦! ~ハイエンドゲームで世界を目指す~(株式会社Cygames)

ゲーム制作会社Cygamesは、VRコンテンツを制作しており、「GPGPUで計算されたパーティクル群をLeap Motionで操作し、それらをOculus RiftによるVR空間でも楽しむことができるコンテンツについて、概要と実装におけるポイント」についての紹介を行います。

本セッションの詳細ページはこちら

展示

Epic Games Japan

OculusやMorpheus等の各種VRデバイス向けのコンテンツが体験可能

Google

Cardboard や Tango の提供する新しい体験が可能

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント

Project Morpheusは8月28日(金)に展示されます。

3日間実施する展示ブースとは別に、8/28(金)に Project Morpheus を体験して頂けるデモコーナーを開催します。
【整理券配布】 8/28(金) 9:10分より 会議センター4階 413前
【体験デモ】  11:20~18:50 会場 413

・所要時間は10分程度です(待ち時間を除く)
・セッションスケジュールと同じ時間帯で実施します。デモ体験中はセッションの受講ができませんのでご注意ください。
・体験デモの参加には整理券が必要となります。整理券の配布は無くなり次第終了となります。あらかじめご了承ください。

Vuzix Corporation

VRヘッドマウントディスプレイの「iWearHD」(2015年秋発売予定)とウェアラブルグラス「M100スマートグラス」(発売中)を実機展示

株式会社ゼンリン

「3D都市モデルデータ」を活用したVRやデモゲームを体験

Oculus VR

Oculus RiftおよびGear VRのデモ体験展示

■日時:8月26日(水)~28日(金) 10:00~19:00 ※27日木曜のみ18:00まで
■会場:414
■整理券配布:指定された時間に入場できる整理券を配布します。30分毎に区切ったものをご用意しております。

整理券の配布時間は、『次の体験時間の1時間前』に配布いたします。
(※各日初回分のみ9:10より配布します。)
・09:10配布⇒【10:00~10:30】と【10:30~11:00】の整理券
・10:00配布⇒【11:00~11:30】と【11:30~12:00】の整理券
以上のような配布方法を予定しております。

※整理券は会場の414前にて当日分のみ発行いたします。
※当日状況により、体験時間が前後する可能性がございます。予めご了承ください。

この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

    Mogura VRのライター一覧はこちら
    http://www.moguravr.com/writers/