アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は、連続テロが発生したベルギー・ブリュッセルの様子を収めた360度動画『A Quiet Commute After Brussels Attacks』をYoutubeにて公開しています。
3月22日にブリュッセルの空港と地下鉄駅で発生した連続テロでは、およそ35名が死亡、200名以上が負傷する事態となりました。
ニューヨーク・タイムズが公開した360度動画では、市民が通勤する様子が市民の語りとともに収められています。
ニューヨーク・タイムズは、”場の雰囲気をその場にいる感覚でそのまま伝える”ことのできるVRが報道と相性が良いということから、2015年秋からVRを活用したVRジャーナリズムの取り組みを推し進めています。
2015年11月にフランス・パリで連続テロがあった時も、その追悼を行うパリの人々の様子をVRで伝えています。
今回の動画も、テロ直後の街、人々の重々しい雰囲気を伝えているVRならではの報道となっています。動画はブラウザから見ることができますが、AndroidスマートフォンとGoogle Cardbordをお持ちの方はぜひVRでも体験してみてください。