VRで宇宙船の操縦訓練 ボーイングの取組

VRを使ったシミュレーションは、再現しにくい場面のトレーニングに有効です。B2B分野での採用事例が増えています。

9月25日から29日にかけて、オーストラリアのアデレードにて国際宇宙会議(IAC)2017が開催されました。同会議には宇宙船の操縦をバーチャル空間でシミュレーションできるVRシステムが展示されました。このシステムはボーイング・オーストラリア社と、デベロッパー企業Opaque Spaceが提携して開発したものです。

宇宙船内での活動をVRでシミュレーション

IAC 2017にて展示されたVRシミュレーターは、ボーイングが開発するカプセル型商用有人宇宙船CST-100スターライナーのシミュレーターとして開発されました。高解像度の映像を表示可能で、インタラクティブ性を備え、リアルタイムでのシミュレーションを行うことができます。

航空機や宇宙船の操縦訓練に使用するシミュレーターには、従来は高額なコストがかかっていました。しかしシミュレーターにVR技術を取り入れることで、従来よりも低コストで訓練を行うことができます。本システムでは訓練中の宇宙飛行士がスターライナーの操縦や、国際宇宙ステーションに機体をドッキングする際の動作などを、VRを用いて訓練することができます。

Opaque Spaceが開発に参加

本システムの開発にはボーイング・オーストラリア社と、メルボルンのデベロッパー企業であるOpaque Spaceが参加しています。同社はこれまでにも宇宙事業や教育、エンターテイメント、エンタープライズ関連のソリューションを開発しており、先日は国際宇宙ステーションのVRシミュレーター『Earthlight』のデモ動画を公開しています。

ボーイングとOpaque Spaceの両社は提携してVRシミュレーターの開発を継続、今後はVRを取り入れたトレーニング用のシナリオの開発を予定しています。

(参考)
Boeing / Boeing Launches Australian-Based Space Research Initiatives(英語)
http://www.boeing.com.au/news/releases/2017/september/boeing-launches-australian-based-space-research.page#/

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