ビョークが全編VRのアルバムを制作、記者会見では遠隔地からアバターで登場

ビョーク

アイスランドのアーティスト「ビョーク」は、自身の活動にVRを率先して取り入れている人物の一人。ロンドンで開催されている自身のイベント「Björk Digital」のプレスカンファレンスに、3Dアバターのライブストリーミング映像として登場しました。

彼女自身はおよそ2,000km離れたアイスランドのスタジオにいます。全身にモーションキャプチャスーツをまとい、ロンドン会場では送られてきた動きの情報をもとに、虹の渦巻いたような幻想的アバターの姿がリアルタイムレンダリングされています。

カンファレンスの様子。アルバム『Vulnicura』のコンセプトともなっているトマス・モアのユートピアについて語っています。

ビョークは2016年6月に、この『Vulnicura』(2015年発売)の全曲のVRミュージックビデオを制作して、フルVRアルバムとしてリリースすることを発表しています。

VR分野でのビョークの活動

ビョークは既に、アルバム『Vulnicura』から複数曲、VRを用いた360度映像形式のミュージックビデオを制作しています。

https://www.youtube.com/watch?v=gQEyezu7G20

『StoneMilker』のMV。アイスランドの湖を舞台に、360度カメラとバイノーラル音源で収録。体験者はビョークと約30人もの演奏者の輪のちょうど中心にいる感覚で曲を楽しむことができる。

また日本でも2016年6月から、科学未来館にてビョーク関連のVRイベント「Björk Digital ―音楽のVR・18日間の実験」が開催されました。(レポート記事

VRフルアルバム『Vulnicura』


ビョークのFacebookで公開されたMVの一部

ビョークは自身のFacebookにて、VRフルアルバムの制作について以下のように語っています。

「テクノロジーは女性に、既存のヒエラルキーを超えた外側で活躍する力をくれます。1999年のノートPCは私に自分のスタジオをくれ、そこで『Vespertine』ができました。2006年のタッチスクリーンは私自身の音楽論、古典的なカノンとは違った音楽論を俯瞰させ、それを自然と結び付けてくれた。そして『Biophilia』ができました。

そしてVRは、自由な新しい活動の場をもたらしてくれます。そこでは音と映像が、360度に解放されて自由に織り交ざるのです。」

『Vulnicura』のVR版はUnityを用いて開発され、HTC Vive、Oculus Rift、Gear VRで体験可能になるとのことです。

この記事を書いた人

  • 東京大学工学部,UT-virtual所属.趣味は音楽(作詞作曲編曲)や物語の創作.ストーリーテリングや人間の振る舞いを変化させるための強力なツールとしてVRに強く惹かれています.境界が曖昧なものと予測不可能なもの,そしてvirtualという概念が好きです。

    Twitter:@yunoLv3

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