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ゲーム・アプリ 2021.10.22

【Meta Quest 2】どこが魅力?「バイオハザード4」 ホラー系VTuberがその魅力を徹底解説

10月21日(木)に発売されたMeta Quest 2版「バイオハザード4」。大人気タイトルをVRの世界に再現した作品となっており、操作方法をはじめとしたさまざまな部分が刷新されています。今回はそんなバイオ4を、ホラー系コンテンツに詳しいVTuberのミミカ・モーフさんが体験。作品の魅力をとことん紹介します!

体験したプレイヤー:ミミカ・モーフ

MBD案内所運営者のホラーVTuber。ホラー映画の紹介動画を中心に、毎月公開される新作ホラー映画の紹介配信やB級映画の同時試聴会などを積極的に行っている。ホラーゲームの実況も配信しており、これまで「バイオハザード」シリーズでは「バイオハザードRE3」「バイオハザード7」「バイオハザード ヴィレッジ」を完走済み。個人的には初代の「バイオハザード」が一番好き。

体験前の注目ポイント

初めまして、普段はホラー映画の紹介などの活動をしているホラー系VTuberのミミカ・モーフと申します。今回は普段の活動の枠を超え、体験記事というスタイルでホラーゲームの解説をいたします。

体験する作品は「バイオハザード4」です。最近では「バイオハザード ヴィレッジ」が大きな話題となったバイオシリーズですが、今回は過去作のQuest 2リメイク版です。敵のデザインが非常に良く、クリーチャーホラー的な魅力が全面的に押し出されています。まず、どういった作品なのかを具体的に紹介していきましょう。

そもそも「バイオハザード4」とは?

「バイオハザード4」は、日本を代表するホラーゲームシリーズ「バイオハザード」シリーズの4作目です。バイオハザードといえば「ゾンビが大量に襲ってくる」「複雑な謎解き要素がある」「強力な敵がずっと追ってくる」といった要素が有名ですが、「バイオハザード4」では、ガンアクションゲームとしての要素が強い作品で、気味の悪い敵が次々と襲ってくる怖さと、それらを銃やナイフで倒していく爽快感が両立しています。だからこそ、VRリメイクに向いていると言えるかもしれません。

「バイオハザード2」の主人公のひとりであるレオンが再登場。アンブレラ社が起こした生物災害から生還し、大統領直属のエージェントとして成長した彼が、誘拐された大統領令嬢を救うため、ヨーロッパの村へ向かうところからストーリーが始まります。

パワーアップしたアクション要素に驚き

実際にVR版をプレイしてみて驚かされたのは、戦闘時に自身で実際に銃を扱っている様な操作感です。今回のバイオ4では、自分が両手に持っているOculus Quest 2のコントローラーで、銃を構えたり、ナイフを握ったりします。そのため、一般的なコンシューマーゲームのコントローラー以上に、実際に敵を倒しているという臨場感がリアルに伝わってきます。


(近づいてくる敵にはハンドガンで応戦)


(傷ついたら回復用のスプレーを身体に吹きかけます)


(ナイフは近接戦闘向け。罠や木箱を破壊するのにも便利)

VR初心者のプレイヤーのなかには「操作が複雑になって難しいのでは?」と不安になる人も少なくないはず。しかし今作では、武器の入れ替えのできるモードとして「イマーシブ」モードと「クイック選択」モードの2種類が用意されています。


(イマーシブでは、自分の身体に武器が装着されています)


(クイック選択ではコントローラーで武器を選べます)

「イマーシブ」では、レオンのボディ(自分の身体)に武器が備わっているため、それを抜いたり引き出したりすることで入れ替えできます。身体のどこに何の武器があるかを覚えてしまえれば、直感的に利用できるようになっています。

一方の「クイック選択」ではコントローラーのスティック部分で武器の切り替えができます。こちらは急いで武器や回復アイテムを切り替えたいときに便利。慣れないうちは、こちらのモードを使うのがオススメです。ただしVRならではの本作の魅力を感じたいのであれば「イマーシブ」に切り替えると良いかもしれません。


(赤いポインタを相手に合わせれば、命中します)


(銃で怯んだ敵にナイフでアタックするのもアリ)

また「バイオハザード4」ならではの「敵を撃ったスキにハイキックを入れる」という動作も再現されています。撃った敵がひるんだスキにAボタンを入力するので、タイミングはシビアですが、うまくきまれば周りの敵ごと倒せます。

ちなみにチュートリアルは、かなり丁寧です。説明をしっかり読めば、はじめての人でも戸惑わずに遊べると思います(私の場合、読み飛ばしてしまって痛い目を見ましたが……)。


(左手にナイフ、右手に銃といったプレイスタイルもできます)


(ショットガンも利用できます。弾数に注意!)


(グレネードはピンを引っ張った後に投げます)

他にもグレネードやショットガンなど、さまざまな武器が登場するので、先のステージに進むほど、アクションの幅が広がり、まるで自分が本当にレオンのような武器のプロフェッショナルになった気分を体験できるでしょう。色々と試してみて、自分に合った武器を探しておくとプレイしやすいと思います。ハンドガンやナイフ縛りをするのも面白いかもしれません。

敵の恐怖もより進化!

アクション要素が強化された一方で、迫りくる敵と対峙し立ち向かう恐怖もよりパワーアップしています。今回は自分自身がレオンになるため、敵に距離を詰められたときの絶望感が増しています。

さらに、ゲームの操作性も怖さの要因となっています。例えば、銃を撃つには「弾を込めて構える」という一連の動作が必要なので、複数の敵に襲われた際には、やはり焦りがあります。リロードが上手くいかず攻撃されてしまったりしたときなど、まるでゾンビホラー映画の序盤で犠牲になってしまうモブの気持ちを味わえます。

また今回のVR版は音もポイントです。例えば視界の狭い建物内では、敵の声や物音は聞こえるのですが、どこにいるのかが分かりません。「振り向いた瞬間、真後ろにいた」といったホラー映画のテンプレのような恐怖を存分に味わえます。これは、VR版ならではの怖さだと言えます。

自分の手を使うことの面白さ

今作では武器の扱いだけでなく、さまざまなシチュエーションで自分の両手を使う要素があります。例えば、セーブをするためのタイプライター。原作であれば、単にボタンを押すだけのものでしたが、今回のタイプライターはキーボードを叩いて文字を入力できます。

またムービーシーンで、コントローラーを素早く振って危機を回避するといった要素も面白いところ。本当に自分がゲームの世界の中で動いているという気持ちになります。また「バイオハザード」シリーズ恒例のパズル要素も、自分の手を使って解くタイプのものがあり、「脱出ゲーム」に参加しているような楽しさがあります。これは是非体験してみてください。

初心者のためのポイント

本作はVR初心者にも遊びやすい操作感になっていますが、そもそも「VR酔いが心配」といった根本的な不安要素を持っている方も少なくないかもしれません。もし「自分は酔いやすい」と感じている方は、ステージの歩行を「ワープ移動」に設定しておくと良いでしょう(設定で快適性オプションを「快適」にすれば「ワープ移動」になります)

この設定にしておけば、カーソルで操作してポインターの位置にワープするように移動ができます。敵のいない探索のときだけ、このモードを使うのもアリです。

ただし、この機能はとても便利な反面、距離感が掴み辛く、私は弾の節約の為にナイフを使用して敵の背後に近づき倒そうとしたところ、敵の目の前にワープしてしまい酷い目にあってしまいました……。

何度かプレイしてみて、操作性に慣れてきたらコントローラーのスティックで移動する方式に切り替えてみても良さそうです。個人的には周りに敵がいるシチュエーションでは、スティック移動モードの方が細かい移動調整ができました(設定で快適性オプションを「フルモーション」にすればスティック移動になります)。

もちろん、どの設定であっても油断は禁物。システムの便利さに油断して調子に乗ると、痛い目を見るので、自分が危険な戦場の真ん中にいること忘れずに注意しましょう。

「バイオハザード4」の良さはそのままに進化

「バイオハザード4」Quest 2版は、今までのバイオハザードのアクション性とホラー性をそのままに、臨場感や緊迫感をより身近に味わえる作品となってます。

敵の音に機敏に反応して、銃をスマートに使いこなせた際は、自分自身が凄腕エージェントになった気持ちになります。一方で敵に襲われれば、ホラーゲームの登場人物たちと同じ恐怖を体感できるのもポイント。バイオシリーズファンはもちろん、ホラー映画の登場人物の気分を味わってみたい人には楽しんでもらえると感じました。

個人的には、敵に囲まれた際の、あの絶望感をぜひ体験していただきたいです!!

Quest2版「バイオハザード4」版公式サイト
https://www.oculus.com/experiences/quest/2637179839719680/?locale=ja_JP

執筆:ミミカ・モーフ
ミミカ・モーフさんのYouTubeチャンネルはこちら


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