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テック 2017.01.10

表情トラッキングデバイス「BinaryVR」開発者版が出荷 用途はソーシャルが最多

VR表情トラッキングシステムを開発しているBinary VRが『development kit v1』を出荷を開始することを発表しました。表情トラッキング技術によって、VR内での効果的なコミュニケーションが実現するとしています。

Oculus Riftに表情トラッキング装置を付属させた様子。

この出荷に際し、Binary VR社は予約注文時に得られた興味深い情報を公開しています。

VRハードウェアとBinaryVR

BinaryVRの予約注文のうち54%が、HTC Viveでこのシステムを使用するために注文されました。続いて、34%がOculus Rift向けとなっています。BinaryVRは、その他のヘッドセットのサポートも増やす予定です。

VRソフトウェアとBinaryVR

VR表情トラッキングシステムの使用用途は、ソーシャルメディアが35%を占めています。VR空間でコミュニケーションをとるには、アバターを通した自己表現は避けられません。将来的にVRでのコミュニケーションを効果的に行うために、表情トラッキングは必要な技術の1つ、とBinaryVRは意義を強調しています。

事前予約を受け付ける中で、様々な産業分野において表情トラッキング技術が必要とされていることが判明しています。

また、教育分野でもBinaryVRによる表情トラッキング技術によって、インタラクティブなコミュニケーションによる学びを可能にします。3Dシミュレーションなどのトレーニングプログラムの品質が、VR内での直感的なやりとりによって大幅に高められます。BinaryVRは、「表情トラッキングシステムのアプリケーションとしては以前は考えられないような、様々なカテゴリーで大きな可能性をもたらします。」と記しています。

(参考)

Medium / BinaryVR releasing development kit 1

https://medium.com/@BinaryVR/releasing-development-kit-v1-today-57c70da3f640#.1uejw76ah


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