マッドマックス風の世界で赤ちゃん同士が乗り物で戦うVR対戦ゲームの開発が明らかに

未来の地球。人類は不老不死の薬を生み出した。が、新たに生まれた子供達の身体は薬を投与されると2歳の時点で成長を止めてしまう。
かくして、人間社会は新たな展開を迎える。自分たちを生み出した人間たちに怒りを露わにした赤ん坊たち(”the bebies”)は、自分たちが君臨する社会ベビロン(”Bebylon”)を作り上げた。そこで、赤ん坊達は、序列をつけるためにバトルロイヤルの戦いを行うことにする。誰が、ベビロンで”最悪の”赤ん坊なのかを決めるために…。

bebylon-battle-royale

ボールを頭上に掲げ悪い笑みを浮かべてこちらを見下ろす赤ん坊という強烈なビジュアルとともに発表されたシナリオ。これはVRコンテンツ制作チームKite & Lightningが発表した、開発中のVRゲーム『Bebylon Battle Royale』のあらすじをまとめたものです。(詳細なストーリーは公式ブログにて公開)

Kite & Lightningは、ロサンゼルスに拠点を構えるVRコンテンツ制作チームです。これまで、椅子に座った設定で、360度を見回しているとどんどんと文明が発展していく『SightLine:The Chair』、映画ダイバージェントのプロモーション用VR体験『INSURGENT: Shatter Reality』、ファンタジーの世界をコースターのような小舟に乗って駆け抜けるVRオペラ『Senza Peso』など、演出でストーリーを描き出す非常に印象的なVR体験を制作してきました。また、人間の脳内を美麗なグラフィックで表現する『GE Neuro』もAMDと協力して行っています。(ここで挙げたタイトルは全てOculus Rift DK2向けに配布されていますので、リンク先からDL可能です)

『INSURGENT: Shatter Reality』

https://www.youtube.com/watch?v=OMxgo6zoAIM

『Senza Peso』

https://www.youtube.com/watch?v=lrq0KRbRk1U

VR体験の制作を通じてノウハウをためた彼らが新作として発表したVRゲーム『Bebylon Battle Royale』は冒頭にも紹介したように、彼らのこれまでの作品と比べると非常に突拍子もない発想のゲームになるようです。

発表されたキービジュアルからも伺えるように、世界観はマッドマックス風、そして赤ちゃんが映画「マッドマックス」に出てくるような乗り物に乗って闘うというマルチプレイ用のVRゲームです。ゲームだからこそ実現する奇妙な設定ですが、どういうものになるのか非常に気になるところです。

Kite & Lightningの共同創業者Ikrima Elhassan氏は、VRメディアRoad to VRに対して「このゲームは、マリオカートのバトルモードとスマッシュブラザーズを組み合わせたようなゲームになるだろう」と述べています。

「同じ部屋で友だちと遊ぶ感覚を、再現したい」ということで開発を進めており、このゲームでは、試合が行われるアリーナを見下ろす神の視点と、実際に試合を行っている車の一人称視点の両方でプレイすることが可能になるとのこと。マルチプレイ前提ながら、Kite & Lightningがこれまで培ってきたVRでストーリーを語る手法も盛り込まれるとのこと。

Oculus Rift, HTC Vive, PlayStation VRに対応する予定。リリースは2016年夏を目指しています。

関連記事:
AMDが協力、美しく描かれた脳の中を探検するVR体験『GE Neuro』が公開
第19回:思わず身体を傾けずにはいられない!「INSURGENT: Shatter Reality」/杜のVR部
椅子に座ったまま可能性無限大!VRソフト『Titans of Space』、『SightLine:The Chair』/もぐらゲームス

(参考)
『Bebylon Battle Royale』公式サイト
http://bebylon.rocks/

Kite & Lightning公式 / Bebylon Battle Royale
http://blog.kiteandlightning.la/bebylon/

Road to VR / Kite & Lightning’s New VR Game Takes the Studio in a Radically Different Direction
http://www.roadtovr.com/kite-and-lightning-bebylon-battle-royale/

HTC Vive(Steam VR)についての最新情報はこちら

HTC Vive(Steam VR)のソフト紹介はこちら

Oculus Rift対応のコンテンツの紹介はこちら

Oculus Riftに関する最新情報はこちら

PlayStation VRについての最新情報はこちら

PlayStation VRで体験できるソフトの紹介はこちら

この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

    Mogura VRのライター一覧はこちら
    http://www.moguravr.com/writers/