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活用事例 2015.12.05

ドリームワークス「マダガスカル」のディレクターら設立のVRアニメスタジオが、600万ドルの資金調達

VRアニメーションスタジオ「Baobab」は、シリーズAラウンドとして600万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。

Zynga共同設立者、マーク・ピンカスとPaypal共同設立者ピーター・ティール、Comcast Ventures 、HTC、Samsung Ventures 、Advancit Capital、Charnin Groupといったファンドからの投資を受けたと発表しました。調達金額は600万ドル(現在のレートで日本円にして約7.2億円)。設立者はZynga元バイスプレジデントのモーリン・ファン氏、Dreamworks Animationの元ディレクター、エリック・ダーネル氏。エリック氏は、昆虫のアリが活躍する冒険ファンタジー映画「アンツ」や、「マダガスカル」の監督・脚本を手掛けた事で知られています。

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「Baobab」では、VRに今まで培われた伝統的なCGアニメーションの専門知識や経験を適用する事を目指しています。彼らの最初の作品「Invasion!」をGear VRを使って先行体験できます(動画配信プラットフォームMilk VRを通して配信されており、「Milk VR」アプリは国内未配信)。指向性オーディオが使用されたリッチな体験ができるとのこと。同体験は、プリレンダリングで描画されていますが、同スタジオがこれからプリレンダ方式かリアルタイムレンダ方式、どちらをとるのかは明らかになっていません。

Oculus Story Studioに加え、注目のVRアニメスタジオが始動しています。VRアニメ体験が、これからだんだんと身近になっていくのでしょうか。

(参考)
Road to VR:Comcast, Samsung, and HTC Join $6 Million Investment in VR Animation Studio ‘Baobab’(英語)
http://www.roadtovr.com/baobab-studios-6-million-series-a-investment-vr-animation-comcast-samsung-htc/

※米Road to VRとMogura VRはパートナーシップメディアです。


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