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VTuber利活用 2018.05.14

エイベックスが通期決算発表、VTuberに積極的な姿勢見せる

エイベックス株式会社は、2018年3月期の通期決算を発表しました。売上高は1,633億円と前年同期比+17億円、営業利益は69億円で前年同期比+12億円となり、増収増益で着地しました。音楽事業におけるパッケージの販売増加や、デジタル事業における一部不採算サービスの終了等が増益に結び付いたとしています。

成長戦略としてVTuberへの積極アプローチ

また「avex group 成長戦略2020」として掲げた成長戦略についての資料の中で、「『未来志向型エンタテインメント企業』を目指して」と題したプレゼンテーションを発表。今後の成長戦略として、音声ARを含むAR/VR/MR事業のほか、バーチャルYouTuberへの積極的なアプローチを挙げています。

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エイベックスは発表の中で、「バーチャルYouTuberを中心に、今後大きな成長が期待されるIP創造事業及び派生ビジネスへ積極的にアプローチする」としています。自社のマネジメントや360度ビジネ スのノウハウを活かしたデジタルIP及びビジネス創出に加え、IP創造を強化するためにクリエイティヴ会社のM&A;を行うといったパートナーへの出資も検討しているとのことです。

エクシヴィとの協業も

また、近藤義仁(GOROman)氏が率いる株式会社エクシヴィ(XVI Inc.)とのコラボレーションも発表。エクシヴィの最先端技術とエイベックス・ピクチャーズのアニメ制作ノウハウを掛け合せ、様々なバーチャルYouTuberが出演する短編アニメ映画の制作を行う計画です。

4月以降決算発表を行ったグリーカドカワといった各社でも、バーチャルYouTuberが成長戦略の一環として位置付けられています。今後もますます市場の活性化が見込まれます。

(参考)
エイベックス株式会社IRニュース


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