スタジアムで選手に合わせて情報がAR表示 メジャーリーグが導入へ

メジャーリーグ(MLB)の公式アプリ『At Bat』iOS版に、観戦中の試合にスマホをかざすと選手の情報が見られるAR機能が追加予定です。スタジアムにいながら、テレビで見てるときのように選手のデータなどを見ることができるようになり、スタジアムでの観戦がより充実したものになると期待できます。

ARで野球観戦 選手の成績も表示

MLBが提供するiOS向けアプリ『At Bat』では、あらゆる野球ファンに向けた様々な情報が配信されています。ニュースの閲覧や試合の開始通知、さらに各選手のデータではバッターの得意とするゾーンまで網羅しています(一部有料会員向け)。

現在開発中のiOS向けAR機能では、試合中の野球場やテレビ画面にスマートフォンを向けると、各選手の情報を閲覧することができます。選手の名前や顔だけでなく、どれほどボールを打ったか、どれほどの距離、または速さでボールを投げたか、といった統計も表示されるとのこと。

「スタンド席にいるファンが楽しく観戦できるものにしたいと思っています」と、MLB Advanced MediaのChad Evans氏は語っています。

軍事レーダー技術を応用して選手をトラッキング

本AR機能の実現には、MLBの新しいトラッキング技術Statcastが用いられています。

Statcastは軍事レーダーの技術を応用したもので、選手やボールのあらゆる動きをトラッキングすることができ、速さだけでなく経路や投球の角度など、様々なデータを記録し分析することができます。

『At Bat』で開発されているAR機能は丁度、『ハリー・ポッター』に登場した競技・クディッチで使われた万眼鏡と同じような機能になります。小説の中のSFが現実に近づきつつあることは、スポーツファンでなくても興味深いことです。

MLBは今までにも、Google Daydream向けのスマートフォン向けVRアプリ『At Bat VR』も配信しています。アプリのアップデートは2018年中を予定しているとのこと。ARは、野球だけでなく様々なスポーツ観戦やオリンピックなど様々な場面での活用に期待できそうです。

『At Bat』iOS版(閲覧は一部有料会員向け)

(参考)
Baseball pitches augmented reality to catch fans / CNET(英語)
https://www.cnet.com/news/baseball-apple-pitches-augmented-reality-to-catch-fans-mlb-apple/

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この記事を書いた人

  • 力触覚を中心としたバーチャルリアリティを専攻する学生。幼少期から趣味でゲーム開発を行い、やがてVRにたどり着く。現在はコンテンツ開発やデバイス開発を勉強中。

    Twitter:@FoltTenor

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