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3Dモデル活用 2018.02.07

実物はないアート作品 ARを使って壁に試し掛け

AR(拡張現実)は、スマートフォンなどのデバイス画面を通して、現実世界にデジタル情報を重ねることができます。家具やインテリアなどを扱う小売業界では、実際の商品を買う前にサイズ感や雰囲気を確認できるARアプリが活用されています。

カリフォルニアを拠点に壁掛けアート作品などの室内デコレーション関連のEコマース事業を展開するArt.comは、自分の部屋でデジタルアート作品を試し掛けできるiOS向けARアプリ『Art.com』を配信しています。*日本国内への配信は未定です。

1998年に創立したArt.comはウォールアートやアートフレーム、写真や絵画など室内デコレーション品のインターネット販売を行うEコマース企業です。ARアプリ『Art.com』は2月1日に最新バージョンがリリースされ「ArtView」機能と「Gallery Wall Designer」機能が追加されました。

「ArtView」機能ではiPhoneやiPadのデバイス画面を通してアート作品を自分の部屋で試し掛けするAR体験ができます。同社が販売する商品の中から、気になる商品を選び実際に自分の部屋の壁に3Dモデルのアート作品を飾ることができます。

デバイスの画面を動かしても商品を飾った場所は固定されたままになるので、実際に飾っている雰囲気を確認できます。商品の数は約200万点あり、フレームタイプも自由に選べ、気に入った商品が見つかれば、数クリックで簡単に購入も可能とのことです。

「Gallery Wall Designer」機能では上記写真のように複数のアート作品の並べ方が試せるようになっています。

Art.comのCEO Kira Wampler氏は、米メディアのTech Crunchのインタビューに次のように語っています。

「VRを通じて分かったように、ゲーム業界からだけではARの導入を普及することはできないです。私たちのソリューションでは、顧客が本当に欲している本質的なものを提供することができます。」

Mogura VRではほかにも小売業がARを活用している記事を紹介しています。

(参考)

Art.com adds augmented reality art-viewing to its iOS app / Tech Crunch(英語)
https://techcrunch.com/2018/02/01/art-com-adds-augmented-reality-art-viewing-to-its-ios-app/

Get Inspired
http://blog.art.com/

App Store Preview 『Art.com』
https://itunes.apple.com/US/app/id1275654918?mt=8


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