遠隔地からiPadを使ってVR内を覗く3Dビデオチャット

VR遠隔共同作業システムを開発するMimesys社は、iPadを用いて遠隔から、VRを使って作業している作業者と共同作業を可能にするシステムを開発しました。このシステムでは、VR環境に必要なPCがない屋外でも、VRの中の様子を見ることが可能になります。

https://www.youtube.com/watch?v=Ezki0iuM7QU

VR×ARの3Dビデオチャット

VRHMDを用いることでバーチャル空間で3Dモデルを作ったり作業ができますが、現在VRHMDを利用するにはPCなどの特別な環境が必要になります。

Mimesysが動画で公開したARシステムでは、バーチャル空間に窓を作り、そこからiPadを使って覗くように作業の様子を見ることが可能になっています。

遠隔地の作業者はVRHMDを被り、Kinectを用いて作業者自身の姿もVR空間に投影しています。ARユーザーはバーチャル空間と同期したiPadを動かし、自由に作業を見ることができます。

この実験について説明しているブログ記事では、スマートフォンやタブレットを用いて、ビデオチャットや画面共有とはまた違うユニークな体験が可能になっているといいます。

ARでの作業も可能にしていきたい

このシステムの大きな利点は、3Dビジュアライゼーションを共有できることで作業に対しより具体的なコミュニケーションが可能になることです。一方欠点としては、作業の様子を見るだけで作業への参加は難しいこと、移動性が悪いことなどが挙げられます。

またiOSに搭載されるAR機能はあらゆる角度から3Dオブジェクトを自然な形で視覚化することができるため、3Dオブジェクトを自然と環境へ溶け込ませることができます。これにより、3Dファイルの視覚化などもより直感的なものになります。

同社はまた、iPadで見ているユーザーにも単に見る以上のことを可能にしたいと考えており、さらなる実験を重ねるとのことです。

(参考)
Mimesys Leverages ARKit as a Mobile Viewer into Collaborative Virtual Environments / Road to VR(英語)
https://www.roadtovr.com/mimesys-leverages-arkit-as-a-mobile-viewer-for-collaborative-virtual-environments/

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この記事を書いた人

  • 力触覚を中心としたバーチャルリアリティを専攻する学生。幼少期から趣味でゲーム開発を行い、やがてVRにたどり着く。現在はコンテンツ開発やデバイス開発を勉強中。

    Twitter:@FoltTenor