掃除をしていると、どこまで掃除機をかけていたか忘れてしまった。そんな経験をして困ることがしばしばあります。今回、そんな日常の一部を変えるような、iPhoneのAR機能を活用したアプリのデモが公開されましたので紹介します。
掃除機どこまでかけたかわかるようにするやつとかを作りました。#iOS11 #ARKit pic.twitter.com/vd235PgH6d
— onishi takuto (@024t910) 2017年9月20日
上記のデモ動画では、ARアプリを使うことで掃除機をかけた場所に色付きのマッピングが行われる様子が映されています。こちらのアプリは、アップルのiOS 11に含まれるAR機能「ARKit」とゲームエンジン「Unity」を活用して制作されています。Twitterにて本投稿を行った大西氏(@024t910)にお話を伺いました。
動画内のスマートフォンは、カメラ用のグリップで掃除機に固定されています。グリップが無い場合でも、片手にスマホを持ってアプリ画面中央の照準を掃除機のヘッドに合わせる方法でも動作が可能になっているそうです。
今回のアプリの制作について同氏にお聞きしたところ、「AR機能は空間に物を出したり、位置を計測したり以上のことができるのではないか」との考えから始まり、ARKitを用いたアプリの作例集ページ「ARKit Examples」にて公開を行ったとのことです。本アプリはARKit Examplesにおいて、企画・制作されたデモの一例となっています。
今後の展開については、デモやARKit Examplesを見た企業や開発者と一緒にARやVRの技術を用いたコンテンツを生み出していきたい、とのことです。
なお、同ページにて公開されているアプリはリリースの予定がないようですが、今回紹介したした掃除機のデモについては、多くの反響があったためリリースを検討しているとのこと。