アップル、NASAよりMRのエキスパートを引き抜き ARデバイス開発へ参加

Bloombergが報じるところによると、AppleがAR技術開発をさらに先進するために、NASAのジェット推進研究所の中にある、ミッションオペレーションズイノベーション部門の設立者であるJeff Norris氏を引き抜いてしていたことが明らかになりました。また、Bloombergに寄せられた匿名の情報筋によると、Norris氏は2017年初頭にはすでにAppleの一員となっていたとのこと。

Noris氏は現在、アップル内でドルビーラボラトリーズ出身であるMike Rockwell氏が率いるチームのメンバーの一人となっていると報じられています。なお、Rockwell氏のチームは、Apple社のiPhoneと連携しているARデバイスの開発を行っていることで知られています。

2016年に開催されたCision Summitで講演するNoris氏

https://www.youtube.com/watch?v=sME2pxTKyIs

Norris氏はかつてNASAのMRプロジェクトの一員であり、MicrosoftのHoloLensを通して、地上のスタッフが宇宙飛行士とコミュニケーションを行ったり、宇宙空間での機械操作の補助をする仕組みについて発表を行うなどをしていました。加えて、宇宙飛行士であるScott Kelly氏が国際宇宙ステーションでHoloLensを使用する際、その準備にも携わっていたとのことです。

https://www.youtube.com/watch?v=S1IS8Kbzxos

MRをより身近にというビジョンをAppleで叶えるのか

数年前、Norris氏はMRに関するビジョンとしてインタビューの中で次のように発言していました。

「この種のデバイスを開発者らが手にするのはもはや当たり前のこととなりました。そしてまたそう遠くない将来においては、何百万という人々がこういったデバイスを自然に使うということは想像に難くありません」

「いつか我々が火星に人を送り込むとき、我々はホロデックでその先駆者の周りに人々を投影させるでしょう。1969年(※アポロ11号が月面着陸した年)、当時はテレビこそが最も人々をつなぐ媒体でしたし、それが最良の選択肢でした。しかし現在、テレビという媒体はもはや最良の選択肢ではありません」

グーグル、フェイスブック、マイクロソフトといった企業がVR/AR市場で台頭している一方、Appleは同市場では水面下に研究開発を進めているにとどまり、表舞台には姿を現していません。とはいえ、特許取得や開発者引き抜きから明らかないように、いつか機会が訪れた際には、消費者市場において十分に耐えられる高品質の製品を打ち出すのではと期待されます。

(参考)
Apple Hires NASA Expert To Help Build Augmented Reality Glasses(英語)
https://uploadvr.com/apple-nasa-hire/

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