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テック 2017.07.10

現実世界に“美少女”を召喚する試みが公開

現実世界に3Dモデルを重ねて表示させるAR機能。グーグル社のARプラットフォーム「Tango」は、Android向けスマートフォンのLenovo「Phab 2 Pro」、ASUS「Zenfone AR」などが対応しています。

「Tango」を使用したアプリは、積み木感覚で3Dモデリングが可能な『Makebox AR』や、ボーカロイドの「初音ミク」とデート気分を味わえる『ミク☆さんぽ』といったARアプリが開発されています。

また、アップル社も6月に開催された技術者向けイベント「WWDC 2017」にてARプラットフォーム「ARKit」を発表し、AR参入することを表明しました。海外ではすでにARKitを使った開発事例がいくつか公開されています。ARKitが公式に対応する「iOS11」は今秋にリリース予定です。

今回、国内でARKitを活用した試みが行われたので紹介します。

ARKitを使用し街の中にたたずむ女の子が映し出されています。本投稿を行ったのは、カバー株式会社CTOの福田一行(@ikko)氏。今回、福田氏にお話を伺いました。

福田氏によると、同社で開発中のバーチャルなキャラクターによる配信システム「Cover」において、配信側がVRで演じたモーションを女の子に適用し、それを視聴側がARを通じて見ることができないかという検証を行っており、今回ARKitのテストのデモとして動画を公開したとのことです。

ARKitを採用した点については、グーグル社の「Tango」と比べ、特定のデバイスに依存せず屋外でも活用しやすいというところから、本実装を進めていると述べていました。

また福田氏は、女の子が歩く姿の動画も公開しました。横を通り過ぎる際に、チラリと目を合わせるしぐさが可愛らしいです。なお近日中にVRによるモーションを適用できるバージョンが公開されるとのことです。動いた姿がどのように反映されるか楽しみです。


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