AMDが両目8K画質、リフレッシュレート120HzのVRデバイスを社内テスト用に開発中

4月12日にイギリスで行われたVR World Congressの基調講演にて、GPUメーカーのAMDは独自VRデバイスを研究開発していることを明かしました。

両目で8Kの解像度、リフレッシュレート(1秒あたりの描画回数)が120Hzというこのデバイスは、例えばOculus Riftの両目で2K(1080p)、90Hzというスペックを上回るものです。PS VRのリフレッシュレートは最大120Hzです。

AMD120Hz

講演を行ったのはAMDのロイ・テイラー氏。今回発表されたデバイスはAMDの内部テストに使われるのみで、コンシューマー向けにリリースする予定は無いとのことですが、GPUメーカーの今後の活躍を期待させます。

Oculusも「完璧なVRを実現するのには8Kでも足りない」「120Hzは超えなければいけない壁である」などと発言しているのと同じく、テイラー氏も講演の中で、「16Kのディスプレイで144Hzのリフレッシュレートを実現させるのが技術的ゴールだ」と述べました。

またAMDと並ぶGPUメーカーであるNVIDIAも、先日アメリカで行われたGPU Technology Conferenceにて、試験的にではありますが1700Hzのリフレッシュレートを持つ「ゼロ・レイテンシー」のディスプレイを公開しました。AMDもNVIDIAも、自社のGPUをVRに対応させるなど、積極的な取り組みが見られます。

この春、Oculus Rift、HTC Viveなどハイエンドなコンシューマー向けVRヘッドマウントディスプレイがリリースされました。それらの作り出すVR体験はかつてないほど高品質なものですが、VR技術はまだまだ発展途上。VRの質は今後、さらに向上を重ねることでしょう。

(参考)
UPDATE: AMD Working on 4K, 120Hz VR HMD – VR Focus
https://www.vrfocus.com/2016/04/amd-working-on-4k-120hz-vr-hmd/

この記事を書いた人

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    工学専攻の大学生。好きな科目は国語。趣味は歌などの創作でボーカロイドも使います。SAOのような物語が引き起こす、自他の文脈や人と世界の関係の集積へダイブすることを切望して止みません。将来もVRの傍に立っていたいと思います。

    Twitter:@yunoLv3

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