報道でVRの利用進む 中東アルジャジーラもVRドキュメンタリー

没入感により、遠くの場所に起きていることでも「まるでその場にいる」」ように体験することのできるVRは報道のツールとしても活用されています。。

CNNなどの世界でも大手メディアはVRでの視聴用に360度動画を用いたニュース配信を行なっています。360度全方位で視聴できる映像は、視聴者がまるでその場にいるような臨場感をもたらすため、従来の2D映像では不可能だった高い没入感をもたらします。被写体への共感をより生み出しやすくなります。

カタールの衛星テレビ局であるアルジャジーラも360度動画を取り入れた報道を導入しています。先日はVRドキュメンタリー『I Am Rohingya』を発表しました。約8分間の本コンテンツは、アルジャジーラのVRコンテンツスタジオであるContrast VRと、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによって制作されました。

アルジャジーラ初のVRドキュメンタリー

同社のVRドキュメンタリーはシリーズ化を予定しており、紛争がもたらした被害について特集します。1作目となる『I Am Rohingya』では、ミャンマーのイスラム系少数民族であるロヒンギャ族の難民問題や、ミャンマー軍による迫害を特集しています。

I Am Rohingya from Contrast VR on Vimeo.

本作に登場するのはJamalida Begumという女性と彼女の2人の子供で、ミャンマー政府による迫害を逃れた彼女らは現在バングラデシュの難民キャンプに避難しています。キャンプには彼女らを始めとして数千人のロヒンギャ族が難民として生活しています。

アムネスティ・インターナショナルでCrisis Response Directorを務めるTirana Hassan氏によると、ミャンマー国内に居住するロヒンギャ族はミャンマー軍による激しい迫害を受け、約48万人が民族浄化の対象になったとのこと。また彼女は、ロヒンギャ族の惨状を伝える本ドキュメンタリーが制作されたことについて、「Jamalidaのストーリー(が制作されたこと)は、この上なくタイムリーなことだ」と述べています。

『I Am Rohingya』はアルジャジーラ初の360度動画コンテンツとして公開されており、Vimeoで視聴できるほか、同社のフェイスブックページでも公開されています。

(参考)
VRScout / Al Jazeera Releases VR Documentary ‘I Am Rohingya’(英語)
https://vrscout.com/news/al-jazeera-vr-documentary-i-am-rohingya/

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