ツクモ、ドスパラといったPCショップが軒を連ねる秋葉原。最近では、HTC ViveやスマホVRゴーグルなどの店頭販売を行ったり、無料のVR体験会を実施する店舗も増えています。今回は、そんな秋葉原でVRを体験したり、デバイスの購入ができるスポットを紹介していきます。
ツクモVR.
ツクモVR.は、PCショップのツクモが提供するVR専門フロア。元はツクモ本店Ⅲとして携帯電話を取り扱って営業していましたが、7月に改装を行い、VR専門フロアとして生まれ変わりました。電気街の路面に面した店舗で、入り口が路面に向かって完全に開けており、開放的で入りやすい店舗になっています。
HTC Viveのゲームの無料体験会を毎日開催。体験時間は1枠15分とのこと。毎日盛況のようで、予約は店頭での受付のみにも関わらず、平日でも空きがないような状況。
もちろんHTC ViveやVR ReadyなPCの販売も行っています。
ほかにも、HTC Viveのベースステーションを設置するためのグッズや、VR体験用アイマスク『ニンジャマスク』、スマホ向けVRゴーグルの販売も行っています。少しずつ取扱い商品が増えていて、最近ではTHETA S、Gear 360といった360度カメラも販売を開始。
筆者の個人的なおすすめ店舗です。なんといっても、フロア担当者さんのVRに対する熱意がすごい！以前、「秋葉原でHTC Viveを体験・購入できる４店舗」を書いたときにもお話しさせてもらったのですが、今回店舗に伺った際にも、今後の展望などを熱く語ってくれました。
最近では緑色のグリーンバックを使い、VR内の様子と実際に体験している自分自身を合成するMRにも取り組んでいます。ゲームではありませんが絵を描くことのできる『Tilt Brush』のデモを提供しています。友達や家族を誘って訪れてみてはいかがでしょうか。
ツクモeX.
ツクモeX.は、地下一階のゲーミングデバイスコーナーにてHTC Viveの無料体験を実施しています。体験時間は一枠15分。
他の店舗と比べると体験できるスペースが狭く、ルームスケールを生かしたプレイはできませんが、予約制などではなく、その場で店員さんに声をかけて体験する方式になっています。
筆者が訪れた際には特に待ちは発生していませんでしたので、気軽に体験できると思われます。スマホVRやベースステーション用のスタンドなどが売っているのも見逃せないポイントです。
また、JR秋葉原駅から中央通りを渡らずにHTC Viveを体験できるのはここだけ。気軽に体験したい人におすすめの店舗です。
ドスパラ VRパラダイス
ドスパラ VRパラダイスは、ドスパラ本店5Fにて営業しているVR体験施設。一枠30分と、他の店舗に比べて長時間VRを体験することができます。
店頭での予約のほか、WEB予約に対応していて、当日行って希望の枠を取れなかった！といった事態が起こらないようになっています。
体験ブースを見ると、HTC Viveのケーブルが天井から吊り下がっています。歩行する際にケーブルが干渉しないように配慮されているのは嬉しいですね。
ドスパラ本店1FではVR ReadyなPCが販売されているほか、2Fの上海問屋ではスマホ向けVRゴーグルも販売しています。
なによりも一枠30分という長い体験時間が嬉しいドスパラ VRパラダイス。通常の体験スペースとしての運営だけでなく、コスプレイヤー歓迎の体験イベントを開催するなどしています。皆さんもぜひ足を運んでみてください。
予約はこちらから
G-Tune:Garage
マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」の店舗、G-Tune:Garageでは、Oculus Riftを無料で体験することができます。
店頭予約のみの受付で、用意された申し込み用紙を提出して予約します。予約は体験時間の1時間20分前までしか受け付けていないとのこと。体験しに行くときは注意したいですね。
もちろんVR ReadyなPCの販売も行っています。G-Tuneといえば、持ち運び用に取っ手のついているVR Readyな小型PC「LITTLE GEAR」が有名ですね。
秋葉原でOculus Riftが体験できるのはここだけ。特にまだOculus Riftを体験したことのない方はぜひ体験しに行ってみてください。
ヨドバシカメラ マルチメディアAKIBA
ヨドバシカメラ マルチメディアAKIBAでは、1Fの壁沿い、スマートフォンを取り扱う一帯にあるGalaxy ShopにてGear VRを体験することができます。
有料無料問わず、Oculus Homeで入手できるGear VR向けアプリを無料で体験することができます。POPはマインクラフト推し。
Gear VRだけでなく、Galaxy専用360度カメラ、Gear360も体験することができます。
また、スマートフォン用アクセサリーコーナーの片隅にスマホVRコーナーが設置されています。
展示機も設置されていて、購入前に試すこともできるようになっています。取り扱っているスマホ向けVRゴーグルの種類は秋葉原の中でも一番多く、スマホVRを考えている方におすすめです。
あきばお〜 各店舗
秋葉原に多数店舗を構えるあきばお〜各店では、店頭でスマホ向けVRゴーグルを販売しています。
路面に露出する形で販売されていて、通りがけなど気軽に手に取りやすくなっています。他にも様々なグッズが売っているので、秋葉原に行った際には覗いてみてはいかがでしょうか。
7月のHTC Vive店頭販売開始を皮切りに、VRを体験、購入できる店舗が増えてきている秋葉原。OcuFes(次回からJapan VR Fest)、Unity VR Expo AKIBAなど、VRをメインに据えたイベントも多く開催されています。
また、現在はHTC Viveの体験会が大半を占めているものの、今後Oculus Riftなど別のハイエンドVRが体験できるようになるかどうか、注目が集まります。
同じくVR体験ができるスポットの集まるお台場と比較すると、お台場は筐体まで作り込まれたVRアトラクションが体験できるのに対して、秋葉原では実際にSteamなどからコンシューマ向けに配信されているコンテンツが体験可能という特徴があります。
特に、スマホVRを含めVRの購入を検討している方はぜひ、VRを体験しに秋葉原に足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、今回挙げた店舗の他にも、VRを体験、購入できる店舗があるかもしれません。秋葉原を散策していたら、意外な場所でVRを見つけることができるかもしれませんね。
